定額給付金申請書3月17日に発送
(2009年3月4日)
4月初旬には口座振り込み
高崎市は、四日の市議会一般質問で、逆瀬川義久議員の質問に答え、定額給付金・子育て応援特別手当の支給スケジュールについて示した。給付の基準日は平成二十一年二月一日で、対象者を抽出する。
三月上旬までに対象者をリストアップし、申請書を三月十七日に郵送する。すぐに受付を開始し、四月上旬には第一回目の振り込み手続きを行う考え。件数が多いため、金融機関の振り込み処理に日数を要することも予想されている。
三月下旬と四月上旬の週は、金曜日から日曜日まで公民館など市内四十カ所に臨時窓口を開設して申請手続きに対応する。窓口や電話問い合わせなど五百人の職員を動員する。
給付額は、夫婦と小学生・五歳児の四人家族の場合、定額給付金が夫と妻にそれぞれ1万2千円、子ども二人にそれぞれ2万円で、合計6万4千円。第二子には子育て応援特別手当が3万6千円支給され、合計10万円となる。
座間副市長は「全市民に現金を支給するのは、これまでにない事務。市長から県内トップで市民に届けるよう指示を受けている。年度末・年度初めの繁忙期だが、全職員一丸となって取り組みたい」と決意を述べた。
給付金支給にあわせた商店、商店街の売り出しについて、市は「気運は大きな流れになっていない。消費意欲の導火線になるよう、積極的に働きかけたい」と答えた。
高崎市では、定額給付金と子育て応援特別手当を合わせ、54億8200万円が予算化されており、逆瀬川議員は、個人消費拡大と景気回復への効果を期待した。