高崎映画祭の上映作品決定
(2009年2月17日)
魅力あふれる63作品
三月二十八日(土)から四月十二日(日)に上映する第23回高崎映画祭の上映作品等の詳細がこのほど確定した。今回は昨年より九作品多い全六十三作品を上映。
邦画・洋画ベストセレクションは平成十九年十二月から平成二十年十二月に劇場公開された作品。邦画は受賞作品を主に十三作品、洋画は大作から小作品まで幅広く、二十三作品を選出。
「若手監督たちの現在」はインディーズフィルムから劇場公開作まで、若手監督の力みなぎる作品が選ばれた。「代行のススメ」は今夏劇場公開を控えているが、高崎映画祭で国内初のお披露目上映。東京芸術大学院の修士課程で制作された作品もまとめて上映する。
特集企画1は「まなざしの力−ドキュメンタリー特集」。時代を辿るものからアート志向まで、力ある七作品が選ばれた。日本女性初の心理学博士を取得した心理学者原口鶴子の一生を辿るドキュメンタリーも。
特集企画2「市川準監督を偲んで〜」は、昨年亡くなった市川準監督を偲び特集上映を行う。高崎映画祭とも縁深かった市川監督。遺作となった「by a suit スーツを買う」は四月十一日に都内公開される新作。企画のため、配給会社と都内公開の劇場協力のもと上映が実現した。他、第20回高崎映画祭最優秀作品賞に輝いた「トニー滝谷」などを含む七作品を上映。
映画祭事務局は「どれも魅力あふれる作品。存分に楽しんでほしい。期間中、授賞式や上映に際して監督やゲストを迎えて映画をより一層楽しんでもらえるように務めたい」としている。
上映スケジュール等の詳細は、市内各所で配布されているパンフレットを参照。来高する受賞者は式の一、二週間前頃に発表。チケットの料金は全日フリー券一万二千円、五作品券四千六百円、前売鑑賞券千円、当日鑑賞券千二百円で二月十八日(水)から販売。授賞式券は指定席二千円、自由席千五百円で三月七日(土)午前十時から販売。いずれも各プレイガイド、各会場などで購入できる。問い合わせは高崎映画祭事務局電話326・2206。