深堀と城門が箕輪城のすばらしさ

(2009年2月13日)

深堀と城門が箕輪城のすばらしさ講演やシンポジウムで研さんを深めた

「全国的にみてもすごい城」

 高崎市教育委員会は、八日に高崎市文化会館で箕輪城シンポジウムを開催した。市民や歴史ファンが会場を埋め熱心に聴講。本中眞さん(文化庁)、峰岸純夫さん(東京都立大名誉教授)、中井均さん(NPO法人城郭遺産による街づくり協議会理事長)を講師に、箕輪城の歴史や価値、今後の保存活用の方向性について考えた。シンポジウムでは、小野正敏さん(国立歴史民俗博物館副館長)を司会に、各講師をパネラーに議論を深めた。高崎市教委から秋本太郎さんが、これまでの調査結果を報告し、城郭の特徴を説明した。

 本中さんは「箕輪城は次代へのメッセージ。高崎城を含め周辺の一体的な利用が重要」と箕輪城下の歴史景観の活用にも言及した。峰岸さんは「長野、武田、北条、井伊の技術が加わり興味深い。城郭の史跡は男性ファンが多いが女性にも来てもらえるような公園整備も大切」、中井さんは「戦国から近世の城の一番面白いところが箕輪城で見ることができる。堀の深さは全国的にも目をみはる。迷路のような曲と堀を歩いてほしい」と箕輪城の魅力を語った。秋本さんは「幅30メートル深さ20メートルの堀と関東では最大規模の城門が特徴」と他との違いを説明した。小野さんは「箕輪城は全国的にみてもすごい特徴がある。そのすごさを生かし将来に残していこう」と話した。

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