高浜クリーンセンター老朽化
(2009年2月6日)
26年度に新施設着工・30年度稼働を計画
高崎市は、一般廃棄物処理施設の整備計画について示した。高浜クリーンセンターは、昭和63年に建設され、約20年が経過。老朽化などで修繕に伴う期間・費用が増加してきた。大規模な修繕をして、このまま使用を続けるか、新しい施設を建設するか、選択の時期にきている。
大規模な修繕を行うためには、長期にわたって施設を停止しなければならず、現実的には困難。現施設を延命しながらあと10年間使用し、平行して新施設を建設する。新施設は、平成30年度に本格稼働させる。スケジュールを逆算すると22年度から計画に着手する必要があるという。平成22年度基本構想、基本計画策定など。23〜25年度調査、住民説明会、用地選定取得、焼却処理方式の決定等。26年度着工。29年度完成。30年度供用開始。既存施設の解体。
廃棄物処理の高度化のため、高崎安中地域を処理区域とし、施設能力やPFIなどの手法も検討する。概算事業費は236億円を計画。国の補助要件として灰溶融施設の設置が必須となっており、同施設をあわせて建設し、最終処分場の延命をはかる。最終処分場のエコパーク榛名は埋め立て残余容量の限界が近づいてきたことから、第二期整備を進めている。平成24年4月から二期施設を使い、これにより平成36年3月まで延命される。概算事業費は11億8100万円。
新町クリーンセンターは、ダイオキシン類対策工事が行われなかったため、平成14年から休止しており、平成23年度に解体する。跡地はストックヤードとして整備し、24年10月から供用開始の予定。概算事業費は3億3500万円。