文化・習慣の違いを理解して/多文化共生講演会

(2009年1月21日)

文化・習慣の違いを理解して/多文化共生講演会ダニエル・カールさんがユーモアあふれる講演

 高崎市国際交流協会は、17日に高崎市総合福祉センターで多文化共生講演会「相手に届く言葉でコミュニケーション」を開催した。講師は山形弁で有名なダニエル・カールさん。ユーモアあふれる話題で会場をわかせ、参加者は熱心に聴講した。

 カールさんは、高校、大学時代に日本にホームステイした時の経験から「外国人が町を歩いているだけで珍しがられた」と30年間の国際意識の変化を説明。「在日外国人の7〜8割は日本語で会話できる。外国人=チンプンカンプンという先入観を捨て、ゆっくり考え、落ち着いて会話してほしい」と、コミュニケーションのポイントを講演した。

 −日本語は主語が省略されることが多いので補う。婉曲表現や「足を引っ張る、腹が立つ」など直訳すると意味が通じない表現は、説明を補足する。謙遜では、愚妻など自分以外の家族を卑下する文化が外国にはない−など文化・習慣の違いを理解してほしいと語った。

 参加者の質問では、高校生から「どのように日本語を覚えたか」とたずねられ、「口を動かすだけ上達する。間違ってもいいから独り言練習でたくさんしゃべってほしい」と語学習得の秘訣をアドバイスした。

 座間副市長は「国内の外国籍は215万人。10年間で1・5倍になった。高崎市には4190人で毎年増加している。一人ひとりが多文化共生社会と向き合い、理解と深めてほしい」とあいさつした。

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