新年を迎えて
(2009年1月6日)
高崎市長・松浦幸雄
市民の皆さまには、健やかに新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
昨年は、将来都市像に「交流と創造〜輝く高崎」を掲げ、市民の皆さまとともに策定を進めてきた第五次総合計画がスタートし、「第二十五回全国都市緑化ぐんまフェア」も、市民の皆さまや企業・団体の皆さまの多大なご支援、ご協力のもと大成功を収めました。
また、オリンピックイヤーでもあった昨年は、ソフトボール日本代表が悲願の金メダルを獲得するなど、高崎市関係の選手の大活躍は、私たち市民に夢と希望、感動と勇気を与えてくれました。
現在、平成二十三年四月の中核市移行に向けた準備も着実に進んでおり、私は今年もこの総合計画のもと、「安心・安全」を最重点に、合併した各地域の特性を最大限に生かすとともに、本市の拠点性や存在感もますます高め、一層豊かな市民生活の実現につなげてまいりたいと考えております。
中でも、皆様の期待と関心が高い安心・安全な市民生活に向けた取り組みといたしましては、保健センター、準夜診療所、保健所などの機能を備える「医療保健センター(仮称)」を新図書館との複合施設として整備してまいります。また、国と協力して建て替え整備を進めている国立病院機構高崎病院は、今年十月頃から新病棟での診療が始まる予定です。
一方、ペデストリアンデッキをはじめとした高崎駅周辺整備、経済界からの期待も大きいスマートインターチェンジの整備を引き続き推進して本市の拠点性と交通の利便性をさらに高めるとともに、新たに観光振興計画を策定し、地域資源を生かした観光振興と地域間の観光ネットワークの強化なども図ってまいります。
昨年来の世界的な景気の減速は地方経済にも大きな影響を与えていますが、今年も高崎市は、市民の皆さま一人ひとりのたくましさや個性の輝きを原動力に、さらなる飛躍と発展を目指します。
皆さまには、今年も本市のまちづくりに、なお一層のご指導、ご協力をよろしくお願いいたします。