ぐるりんで一日観光を/高崎JCがパンフ作成
(2008年12月24日)
松浦市長に成果を説明する小澤理事長
高崎青年会議所は、市民や来街者に高崎市の魅力を発見し、観光振興に役立ててもらおうと、「ぐるりんで周る小旅行ガイド」を五千部作成し、市に寄贈した。十二月二十二日に小澤健一理事長から松浦市長に手渡した。
高崎青年会議所は、二十年度の活動として、観光で地域活性化をはかる「観光都市たかさき」の実現を研究してきた。その一環として、市内循環バス「ぐるりん」を利用したバスツアーを実施した。群馬の森線、少林山線、観音山線にモデルコースを設定。高崎市観光ビジョン研究会や高崎経済大学生らもツアーに同行し、高崎観光について意見交換も行われた。「観光地が記載されたパンフレットがあれば県外からのお客様にもわかりやすいのでは」という意見が出され、観光ガイドの作成にいたった。
高崎市では、ぐるりんの時刻表にこのパンフレットをはさんで、配布し活用していく。小澤理事長は「マイカーで移動するのとは違い、バス旅行の楽しさがある。高崎はこれからさらに高速交通網も整備され、拠点性が高まる。高崎から情報発信していきたい」と話している。コースによっては観光地での滞在時間が短く散策時間が十分にとれない、食事できる施設、トイレ休憩所が少ないなどの課題もわかった。青年会議所は、高崎市の観光振興計画にも研究結果を反映させるよう提言していく。