身近な歴史を語り合う

(2008年11月19日)

身近な歴史を語り合う記念講演会で北村会長があいさつ

下小鳥で「いにしえの写真展」

 下小鳥町で町内の古い写真を集めた展覧会「いにしえの写真展」が十三日から十五日まで町内の集会施設で開催された。主催は「下小鳥町歴史と旅の会(北村清松会長)」。同会は「過去に学び現在を見つめ未来を志向する」をテーマに活動を行っている。地域の歴史をみんなで語り、地域のコミュニケーションをまちづくりにつなげていこうと、今回の写真展を企画した。

 二カ月ほど前から準備を始め、地域に古い写真の提供を呼びかけたところ、予想以上の反響があり、九十一点が集まった。明治から、戦前、戦後の地域の様子が、写真を通じて浮かび上がった。冠婚葬祭や民俗行事など現在では廃れてしまった風習も数多い。また田園風景の中に榛名山を一望する戦後の写真からは、渋川バイパス、環状線など開発による地域の今昔を改めて知ることができた。<

 観覧に訪れた参加者は、懐かしそうに写真を見ながら往時の思い出話に花を咲かせていた。北村会長は「地域の協力で九十一点の貴重な写真が集まった。懐かしい写真ばかりで、地域の歴史を知ることができる。集合写真もあり、五十年前の自分探しをしてほしい」と話している。会場を提供した山田行雄市議は「下小鳥で初の試み。多くの皆さんに協力していただいた。これからも開催していきたい」と言う。

 初日の十三日には峯岸富太郎さんを講師に記念講演「五万石騒動」が行われた。峯岸さんは高崎藩の課税の仕組みと五万石騒動に至った経緯をわかりやすく解説。同事件は下小鳥地域との関わりも深く、参加者は熱心に聴講していた。

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