教育ビジョンを七年ぶりに改訂
(2008年11月6日)
第五次総合計画に対応
高崎市教育委員会は、平成二十年度から二十九年度を計画期間とする高崎市教育ビジョンをまとめた。高崎市第五次総合計画にあわせ「人づくり」の視点から具体的な計画を実施する。
先の高崎市教育ビジョンは平成十三年に策定され、本市教育の中長期的な展望と目標をを示していた。合併により高崎市は、小学校五十二校、中学校二十二校、特別支援学校一校、幼稚園五園、合計八十校を擁することになり、教育環境が大きく変化した。
平成十九年には教育改革関連法案の改正があり、子ども達の学力低下、規範意識の低下が大きく懸念された。平成二十年には学習指導要領も新しくなり、高崎市も状況の変化に対応することが強く求められた。
高崎市の基本理念の実現に向け、施策の方向を示すため教育ビジョンの改訂が行われた。高崎市第五次総合計画を上位計画とし、教育が高崎市を担う人材、「人づくり」を支える。
高崎市教育委員会の基本理念を、「命を大切にする心、高い知性、豊かな情操と徳性、たくましい意志と創造的な個性を持った心身ともに健康で規律ある人間の育成」に置き、教育の振興をはかる。
施策目標は、①地域力を育む社会教育の充実、②心の出会いを大切にする図書館の創造、③生涯学び続け、心豊かにたくましく生きぬく子どもの育成、④子どもたちの心身の健康と体力の向上、⑤安全で多機能な教育環境の推進、⑥次代を担う青少年の健全育成、⑦歴史や文化の薫り高い文化環境づくりの推進、⑧個人の意欲や能力を尊重した生涯スポーツの推進。この八つの目標のもとに、125事業を実施する。
< 第五次総合計画の教育・文化分野では「豊かな心と感性が育つまち」が掲げられている。高崎市のまちづくりの主役となる「人づくり」において、教育の果たす役割は極めて大きい。高崎市教委は、教育ビジョンに掲げる施策を着実に達成するため、実践プログラムを策定する。各施策の点検、評価を実施し結果を市民に公表していく考え。/p>