吉井町と合併調印

(2008年10月23日)

吉井町と合併調印調印式で両市町長が握手

注目される今後の動向

 高崎市吉井町の合併協定調印式が十六日に吉井町産業文化会館で行われた。松浦市長、吉井町の斎藤軍雄町長が協定書に署名し、高崎市市議会の柴田正夫議長、吉井町議会の飯塚邦広議長が立ち会った。高崎市の座間愛知副市長が合併調印にまでの経過報告、合併協定書の説明を吉井町の森賢六教育長が行った。

 松浦市長は「私たち一人ひとりが知恵をしぼり、汗を流して、力を合わせて切り開いていかなければならない。両市町にとっては明日への道筋が示された」。斎藤町長は「ここまで一応の責任が果たせたことと安堵しつつ、更なる責任の重さを痛感している。多くの方々の努力と思いが成就できるよう、引き続き誠心誠意努力していく」とあいさつした。

 一方、吉井町議会の斎藤町長に対する反発は強く、十五人の議員のうち八人の反対派議員は調印式を欠席。合併に必要な廃置分合議案の採否は微妙な情勢となっている。調印式後、斎藤町長は合併協議の結果について民意を問うため住民投票を行う意向を明らかにした。

 吉井町の反対派議員は長期的な斎藤町長との確執で態度を硬化させてきた面もある。高崎市との合併そのものに反対しているのではなく、町長への反発が主因とも見られている。こうした中、斎藤町長は、自らの進退をもって合併を担保するよう、反対派の歩み寄りを求める動きも伝わっている。

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