倉渕の三小学校が統合に
(2008年10月日)
平成二十三年度から
高崎市は、十四日の高崎市議会教育福祉常任委員会で、倉渕地域の倉渕東小、倉渕中央小、倉渕川浦小の三校を、平成二十三年度に倉渕中央小に統合することで地元の合意が得られたと報告した。
今年一月九日に三校のPTA会長から統合の要望が出され、市教委は夏までに倉渕地域の各地区で説明会を開催。地元の意見、要望をまとめ、今月十日にPTAと話し合い、二十三年度統合の方向で最終合意した。
地元要望で統合校となる倉渕中央小の耐震補強工事を先行させるが、来夏の施工が設計等の作業で時間的に間に合わないため、二十二年度の夏となった。授業に支障ないよう、夏休みに工事する必要がある。また中央小に校舎を増築し、多目的教室として使用する。
スクールバスは通学距離2キロ以上の児童が対象となり、現在、対象者の調査を行っている。バス路線や台数については、調査結果や要望を聞いて調整する。統合後の校名についても、地域の要望を踏まえて決めていく。また、倉渕地域の学童保育が現在、倉渕支所近くにあり、中央小から距離があるため、統合に併せて同小周辺への移転が求められているという。
平成二十一年度の倉渕地域の児童数推計は、東小82人、川浦小26人、中央小75人の183人。平成二十五年度には115人となり、児童数が激減している。川浦小は複式学級、東小も平成二十二年度には複式学級となる学年も予想されている。