倉渕にラジオ高崎中継局
(2008年10月8日)
11月に試験電波
ラジオ高崎は、難聴地域の解消として倉渕地域での中継局設置を進めている。平成19年7月に検討委員会を組織し研究を開始。今年2月から4月にかけ潜在電界強度調査を実施し、結果を所轄の総務省に報告した。
さらに7月に総務省とラジオ高崎が76・2Mhzのラジオ高崎と、76・1MhzのFMインターウェーブの潜在電界強度調査を行ったところ、良好な結果であることが同省から示された。
11月中に予備免許が交付される見込み。倉渕支所屋上に中継局を建設し、試験電波を発射する。結果が良好であれば、本免許の交付を受ける。ラジオ高崎によれば、親局から発射される電波と、中継局の電波との混信を小さくするよう、技術的な問題を解決したという。
平成7年の阪神淡路大震災の時、コミュニティ放送局が支援情報の伝達に大きな役割を果たし、全国的にコミュニティ局の設置が進んだ。平成9年に開局したラジオ高崎も防災ラジオとしての機能を担っており、全市的に聴取できることが求められてきた。送信アンテナの指向性から、市西部方面などで電波が入りにくいことがこれまでも指摘され、対策が求められていた。