まちなかに新会場/雷舞フェスティバル
(2008年9月25日)
雷舞会場となった東二条通り
二十一日に第五回「雷舞フェスティバル」が開催された。会場はもてなし広場と中央銀座通りに新しく高崎駅東口会場ヤマダ電機ラビガーデン、高崎駅西口会場東二条通りが加わり、四会場で行われた。
雷舞は楽しさとにぎわいのあるまちづくりの手法として、全国的に広がっている「鳴子踊り」に高崎の独自性を取り入れたダンスパフォーマンス。だるまがデザインされた鳴子を手に持って踊る。衣装やダンスの振り付けがこのイベントの見どころ。「踊りを通して全ての人の心に灯をともそう」と言う理念のもと四年前に高崎まつりの部門から独立して始められた。
今年は県内二十三チーム、県外十六チームで去年より三チーム多い三十九チームが参加し、約千二百人が熱のこもったパフォーマンスを繰り広げた。時折、雨にみまわれたが中止することもなく、悪天候を吹き飛ばすような踊りで変わらず会場を盛り上げた。今年初めて「だる子製作キット」の販売があり、絵付けと組み立てができるコーナーも設置されていた。
開会式はメイン会場のもてなし広場で行われた。群馬テレビやラジオ高崎などに出演している聖(ひじり)のオープニングライブが始まると、次々と人が集まり、会場は活気にあふれた。「台風が心配だったが、うまくそれて良かった。屋台も楽しみの一つ。誰か差し入れをくれるのではないかと楽しみにしている。これから素敵なパフォーマンスが始まるので楽しみましょう」と笑いを交えながらあいさつ。
矢嶋真実行委員長は「台風がやってくるということで開催が危ぶまれたが一日もつのではと安心している。約千人の踊り子たちで四会場を踊らせていただく。約百人のスタッフで支えている。一日楽しんでもらえれば」松浦市長は「雨が心配だが、心がけの良い人たちが集まっているので、大丈夫ではないかと思う。市議会で雷舞とは何かという質問が出たが、高崎の三本の指に入るような素晴らしいイベントと答えた。千人を超える人達が大いに素晴らしい演技を見せてくれる。エネルギッシュな踊りを楽しんで欲しい」と話した。