みなさんと勝ち取った金メダル

(2008年9月23日)

みなさんと勝ち取った金メダル

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みなさんと勝ち取った金メダル

「群馬に金」が大きな喜び

 北京オリンピックソフトボール選手の金メダル凱旋パレードが二十三日に行われた。

 ソフトボール日本代表、ルネサス高崎の三科真澄(内野手)、上野由岐子(投手)、乾絵美(捕手)、峰幸代(捕手)選手、太陽誘電の坂井寛子(投手)、廣瀬芽(内野手)選手が凱旋。高崎市消防音楽隊の先導で、選手6人が3台のオープンカーに分乗。高崎駅西口から高崎市役所まで、沿道には大勢の市民、ファンがつめかけ選手に手を振り、声援をおくった。

 パレード後、高崎市役所ロビーで帰国報告会が開催され、金メダル選手のために高崎市が新たに創設した市民栄誉賞を授与された。

 選手が市役所に到着すると待ちかねた来場者から大きな拍手がおくられた。三科選手は「みなさんのおかげで金メダルを取ることができた」とファンにこたえた。

 松浦市長は「八月二十一日の感動が鮮明によぎってくる。シドニー五輪の悲願を達成し、女子団体競技では三十二年振りの快挙。レギュラー選手の六人が高崎市民であり、本当にすばらしい」とあいさつ。柴田正夫議長は「全国に高崎市の名をピーアールしてくれた。勝つことのすばらしさを教えてくれ、日本のソフトボール界、スポーツ界に大きな影響を与えるだろう」とたたえた。高崎市体育協会の荒瀬宏会長が選手や来場者とともに万歳を三唱し、本市選手の凱旋を笑顔で祝った。

坂井選手

「金メダルに感動してもらえてうれしい。五輪にソフトボール競技が復活するようにがんばりたい。初登板した二戦目は絶対に落とせない試合だった。優勝の瞬間はブルペンにいたので見ていなかった。みんながマウンドに行ったので、自分も向かい、優勝を実感した。アテネ大会の後で一度引退したが、子ども達からたくさんの手紙をもらい、なんとかしなければという思いで北京に臨んだ」

上野選手

「たくさんの人に支えられてプレーできた。みなさんの応援が背中を押してくれた。相手にひたすら向かっていく気持ちで、一イニング、一イニングが勝負だった。連投で腕が折れても投げきってやると思っていた。アメリカのメンドーサ選手には絶対に打たせないと思って投げた。2アウトの時、あと一人という気持ちとオーストラリア戦のことがよぎり、ここで気を抜いてはいけないと思った。広瀬さんがサードゴロをさばいてくれた時は『やった』と思った。うれしくて『やった』という言葉しか出てこなかった。みんなが同じ笑顔で一つになった。八年先のプランを立てることは難しいが、もっともっと選手としてがんばりたい」

乾選手

「みなさんに応援してもらい高崎の代表としてプレーできた。みなさんから勇気と感動をもらっている。捕手として、投手一人ひとりに気持ちよく投げてもらうように考えた。初戦は大会の全てが決まる大事な試合だった。優勝した時は肩車しようと上野選手にお願いをしておいた。もっと笑顔でかわいく映像に映りたかった。全日本の選手、実業団の選手全員が五輪の夢をつなげるためにがんばっている。全力でプレーに取り組みたい」

峰選手

「みなさんにメダルを見てもらえてうれしい。技術や精神面を鍛えていきたい。一試合一試合にメダルがかかっていた。上野さんに不安なく投げてもらうように考えていた。打線がつながらないと得点にならない。自分の役割に徹し、つながりを大事にした。小さい頃からの夢だったオリンピックに出場でき、自分のソフトボール人生に自信がもてたことに感謝したい。誰からも応援してもらえる選手をめざしたい」

三科選手

「たくさんの人の支えや、アトランタから築いた先輩達のおかげ。群馬に金メダルを持って帰れたことが一番うれしい。みなさんと一緒に戦った金メダルだった。決勝の前日に宇津木妙子・前監督からビンタをもらい、気合いを入れて打席に集中した。あきらめたら試合は終わる。たくさんの人が信じてくれたことが力になった。私たちだけで取った金メダルではなく、みなさんと一緒に勝ち取った。ソフトボール復活に向けて全力で戦いたい」

広瀬選手

「メダルを取れたのはみなさんの応援があったから。五輪でのソフトボール復活のために自分たちががんばっていかなければならないと思う。どうしても点が欲しいところでホームランが打てた。つなぐ気持ちがホームランになった。打った瞬間に入ると思った。決勝7回のサードライナーはいつボールが飛んで来てもいいという気持ちで意識していたので反応できた。最後のサードゴロは、取った瞬間に金メダルだと思い、手が震え、ボールが手から離れず、一塁手の佐藤さんならなんとか取ってくれるだろうと思って投げた。もっといい投球でアウトを取りたかった。実業団はルネサスと太陽誘電が決勝で戦えるようにがんばりたい」。

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