市税収入12%増/高崎市19年度決算

(2008年8月28日)

 高崎市は平成19年度決算を28日に示した。一般会計と特別会計を合算した決算総額は、歳入2027億1543万3千円、歳出1981億6391万3千円で、前年度に比べ歳入が77億6656万2千円(4%)、歳出が90億8394万7千円(4・8%)増加した。

 歳入総額から歳出総額を差し引いた形式収支は45億5151万円で、翌年度へ繰り越すべき財源3億181万8千円を除いた実質収支額は42億4970万円の黒字となっている。前年度実質収支55億811万円を差し引いた単年度収支は12億5841万円の赤字となっている。

 一般会計の決算額は歳入が1215億7033万円(0・7%増)、歳出が1176億1262万9千円(1・1%増)、歳入歳出差引額は39億5770万1千円となった。翌年度へ繰り越すべき財源3億181万8千円を除いた実質収支額は36億5588万3千円となり、財政調整基金に27億円を積み立てた結果、翌年度純繰越額は9億5588万3千円となった。

 歳入では、市税が553億3716万円で18年度よりも59億8580万円(12・1%)増加した。

 市町村の財政状況を見る普通会計(高崎市の場合は一般会計と土地取得事業)では、歳入1234億1588万円(前年よりも9億1803万円減)、歳出1194億5818万円(4億3773万円減)、形式収支は39億5770万円。

 歳入では自主財源比率が67・4%となり、前年度を4・2ポイント上回った。歳出では、義務的経費の構成比が44・2%で前年よりも1・5ポイント上昇、投資的経費の構成比が13・7%で1・2ポイント上昇した。財政の硬直化を示す経常収支比率は91・7%で、前年度を0・7ポイント下回った。この比率が低いほど、行政需要に柔軟に対応できると考えている。17年度は95・6%だった。市民一人当たりの市債残高は、33万3326円で、前年度よりも5561円(1・6%)減少した。

水道事業会計
 19年度の事業収益総額は63億3581万円で前年度に比べて1・9%増。事業費用総額は59億2721万円で前年度に比べて1・1%減となった。収益的収支では4億860万円の純利益を計上した。

 資本的収支は収入額12億1194円、支出額42億8965万円で、不足額30億7771万円は、当年度分損益勘定留保資金等で補てんした。

公共下水道事業
 19年度の事業収益総額は76億2831万円で前年度に比べて2・9%増。事業費用総額は71億9630万円で前年度に比べて1%減となった。収益的収支では4億3200万円の純利益を計上した。

 資本的収支は収入額48億3924万円、支出額79億9359万円で、不足額31億5435万円は、当年度分損益勘定留保資金等で補てんした。

市税収入12%増/高崎市19年度決算

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