小雨の万灯会に参詣者
(2008年8月27日)
雨で規模を縮小した万灯会
23日、観音山で「万灯会」が行われた。雨のために円光くぐりや野外コンサートなどのイベントが中止され、規模が縮小されたが、大勢の参詣者が訪れた。例年は観音山一帯を1万5千を超えるろうそくの灯りが照らすが、白衣大観音の周辺のみとなり、来場者も残念そうな様子だった。小雨の中、実行委員会は、来場者全員が参加できるクジ引きや、津軽三味線の演奏会を慈眼院周辺で開催し、心を尽くした。また開創千二百年の慶節を迎えた清水寺でも、参道の石段にろうそくの灯明が供えられた。
観音山と白衣大観音は、高崎市民のとって馴染み深い観光地。丘陵一帯の活性化をはかっていくのも万灯会のねらいの一つ。清水寺から洞窟観音、白衣大観音を散策するスタンプラリーを例年開催するなど、観音山の魅力を市民に再発見してもらうような仕掛けを工夫してきた。カッパピア跡地の自然公園化もあり、こうした市民主体の取り組みの意義は大きい。
23日が雨天だったため、31日に白衣大観音の周りに燈籠が供えられる予定。