夏休みこども映画会に150人の親子
(2008年8月20日)
中央公民館集会ホールで開催
夏休みになったばかりの日曜日の七月二十七日、高崎市の中央公民館集会ホールで夏休みこども映画会が開かれました。この映画会は市の教育委員会と共催で高崎市視聴覚教育技術者連盟(秋山信行会長)が開催。上映時間は九十分。
こども達は「いじわる狐ランボーのなみだ」「青い鳥」「りゅうの目のなみだ」「幸福な王子」「おじぞう様の赤い目」五本の十六ミリフィルムやビデオを楽しみました。観覧対象は幼児から小学校中学年程度。アニメが主体ですが、日ごろテレビで観るような戦闘場面でなく、小さなこどもにもわかるような「ほんのりとした、人間の優しさを伝える」映画に、こども達は画面を食い入るように観ていました。
当日は暑い最中にもかかわらず、百五十人の親子連れが会場に集まりました。主催の映写技師達は六十代から最高齢九十歳の六人。大勢のこども達が観に来てくれたので、年齢を忘れ、映写に一層の熱が入っていました。
この映画会は今年で二十二回目。初めて観てくれた子どもたちは既に成人になっています。高崎市視聴覚教育技術者連盟では、今回十六ミリのほかにソフトの多いビデオを上映作品に加え、最新のビデオプロジェクターも使い映写しました。
鑑賞後のアンケートには、「見たことがない映画で、面白かった」「ちょっと悲しくなりましたが、見てよかった」とか「もっと、このような映画をみたいと思います」などの反響がありました。最近のテレビや商業映画の息詰まるような場面展開の戦闘シーンを主体とする「こども映画」が多い中、目で観る童話や昔話の十六ミリ映画の良さをもっともっと知ってもらおうと、映写スタッフは来年の映画会に早くも意欲を見せていました。
(高崎市市民生活課・林英敏)