金沢・高崎友好交流のさきがけに
(2008年7月11日)
演奏会を記念して高崎だるまに目入れ(写真:群馬交響楽団)
群響とアンサンブル金沢
群馬交響楽団とアンサンブル金沢の合同演奏会が、アンサンブル金沢の第243回定期公演として六月二十九日に石川県立音楽堂コンサートホールで開催された。アンサンブル金沢(OEK)は、マイスター定期公演として年に一度に合同公演を行なっている。
今回のプログラムは大編成を生かしてのオール・チャイコフスキー・プログラム。前半がアンサンブル金沢の単独演奏、群響の単独演奏。後半が合同演奏という構成で、井上道義の指揮により豊かな響きとお祭り的な演出で聴衆を魅了した。
高崎市と金沢市は二月に友好都市協定を締結し、両市の交流のさきがけとなる演奏会になった。今回の演奏会は友好都市協定の締結とは関係なく二年前から決まっていた。二市の友好を記念する行事が演奏会に花を添えた。アンコール前に高崎名物のダルマに目を入れるセレモニーや、ロビーで「白だるま」にえんび服の図柄と指揮棒や楽器を描いた「オーケストラだるま」の販売や、高崎の観光パンフレットの配布も行なわれた。