経営利益4億4300万円の増加
(2008年6月23日)
たかしん19年度決算
高崎信用金庫は2008年3月期(平成19年度)の決算概況について示した。
業績面では、預金は、期末残高3820億円となり、前期と比べ39億円増加(増加率1・04%)、貸出金は、期末残高2138億円となり、前期と比べ5億円増加(増加率0・26%)した。
収益面では、経常利益は、前期比4億4300万円増益の9千1百万円、当期利益は、同比11億6500万円増益の8600万円となった。
経営収益は、貸出金利息を中心に資金運用収益が増収となったほか、その他の収益も増収となったことで、前期比11億8600万円の増加となった。経常費用は、預金利息の増加により資金調達費用が増加、さらに、市況の下落により、債却が発生したが、貸倒引当金繰入額が減少したことで、前期比7億4300万円となった。
業務純益は、債券の償却の増加が主要因となり、2億3900万円減益の14億9千万円となった。
一方、自己資本比率については、債券・株式市況の下落により、自己資本額算定上の有価証券の評価差損が拡大したことが低下要因となり、前期末比0・76ポイント低下し、7・68%となった。
金融再生法に基づく不良債権比率については、前期末比0・60ポイント改善し、9・28%となった。
今期については、引き続き、収益力の強化と経営管理体制の強化に取組み、業務純益15億6700万円、経常利益5億1700万を予想している。