道路予算20億円減/国交省高崎事務所
(2008年6月3日)
国土交通省高崎河川国道事務所は、平成二十年度の道路事業費の概要を公表した。
道路事業の予算額は、162億4千万円で、昨年度は181億円。約20億円減少した。高崎市関係では、高松立体工事に3億3千万円が措置されている。二十年度は、和田橋交差点立体部施工のため切り回していた道路の撤去工事を行う。
同事務所では、維持修繕、交通事故対策、沿道改善事業などに取り組む。
- 日常的な道路維持管理コストの縮減=道路の安全を確保しつつ管理コストを縮減する。舗装の長寿命化(アスファルト注入、パッチング等)、道路照明の減灯・減光、道路清掃、除草の回数を縮減等。
- 震災・老朽化への対応=大震災発生でも安心して通行出来る道路を目指す。震災対策は、大規模地震発生時に橋梁の倒壊や落橋を防ぎ、救援活動や緊急物資輸送を確保する。橋梁やトンネル等、大規模な修繕が必要となる前に予防的な対策や長寿命化対策など経済的な道路管理を行う。豪雨等による災害(土砂崩れ、落石、崩落、雪崩等)の防止に努める。高崎市関連では、上佐野高架橋、高崎第二陸橋、新中尾橋の工事を実施する。
- 安全安心な道路空間の形成=過年度の事故データに基づき、交通安全対策を重点的に進める。高崎市関連では緑町交差点の対策工事を行う。
- 地域空間の形成=高齢者、障害者などに配慮した安全で快適な歩行空間を確保するため、歩行空間のバリアフリー化を進める。安全で快適な通行空間の確保と都市景観上の向上、都市災害の防止、地域活性化などの観点から無電柱化を推進する。高崎市関連では、国道十七号高崎市緑町・小八木町の電線共同溝整備事業を行う。