「食の駅」市の立ち入りを拒否
(2008年5月26日)
「食の駅ぐんま高崎店(棟高町・ファームドゥ株式会社)」の販売コーナーの面積が、基準を超えて営業している問題について、高崎市は5月23日の建設水道常任委員会で5月以降の経緯について報告した。
食の駅は、市街化調整区域でドライブインとして開発許可された。ドライブインの売場面積は50㎡の県基準で、平成19年5月の同店オープン時の売場面積は1080㎡、現在は570㎡。
昨年の開店以降、市は是正指導を繰り返してきた。市は5月8日に二週間以内に是正計画書の提出を求める警告書を交付したが、期限日の5月22日までに提出はなかった。23日に市が同店への立ち入りを求めたところ、敷地内への立ち入りを拒否されたという。
市は、是正が行われない場合、法的措置をとる考え。
調整区域内での開発について、同委員会の寺口優議員は「何でもありの状況になっては困る」と市の対応を求めた。
座間副市長は、「開発許可申請に添付されている図面と出来上がったものが違うことが問題」と論点を集約した。
市は、今年4月1日から調整区域内について、敷地面積2000㎡、売場面積300㎡の農産物直売所を農業関係者、農業団体、JAが開発する許可基準を県に先行して認めている。同件は、ファームドゥ関係者から県に誓願が出されていたもの。