高崎市との合併「賛成」多数/吉井町住民投票

(2008年5月12日)

 吉井町で11日に行われた高崎市との合併を問う住民投票で、賛成多数となり、法定合併協議会設置が決まった。即日開票の結果、賛成8236票、反対6071票で2千票の大差がついた。投票率は雨模様にもかかわらず71・75%と前回を12%上回り、関心の高さを示した。

 吉井町では、町議会が合併反対が多勢となっており、合併協議の終了後にはかられる配置分合の議決もヤマだ。合併に対する民意として、2000の票差がついたことは、町議会も無視できないものとなるだろう。

 吉井町では平成16年5月、11月に合併について住民投票が行われた。5月は合併についての総論的な民意を問うもので、合併賛成と枠組みとして高崎地域が多数となった。11月の住民投票で合併反対が賛成をわずかに上回り、合併協議が流れている。しかし吉井町の斎藤町長は、高崎市との合併を機会あるごとに言及していた。

 中核市移行の準備を進めている高崎市では、「中核市移行までに合併するには、これがギリギリのタイミング」と今回の住民投票の推移をみつめていた。

 平成17年に施行された新合併特例法が平成22年3月31日までの時限立法であること、平成23年の高崎市中核市移行までに合併するには、20年度中に廃置分合を議決する必要がある。

 吉井町の面積は58・35k㎡、人口2万5千人。合併した場合、高崎市の面積は約459k㎡、人口は約36万7千人となる。

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