問屋街からのCO2は年間2万トン
(2008年4月29日)
高崎卸商社街協同組合は、昨年十月に組合員に実施した環境調査の結果をまとめた。
同組合は平成十九年度に、全国都市再生モデル調査事業「卸商社街40ヘクタールまるごとCo2削減による街の品格向上計画策定」に取り組み、環境調査を実施。問屋街全体の環境負荷を把握し、Co2削減に向けて具体的な方策を検討する。既に二十社がエコアクション21取得に取り組んでいる。
調査結果では、問屋街全体としてのCO2排出量は一カ月1700トン。年間では2万400トンのCO2が問屋街から排出されていることがわかった。スギ人工林に換算すると、1800ヘクタールが一年間に吸収するCO2の量と同じ。問屋街の四十五倍の面積び相当するという。
CO2排出の内訳は、軽油が約45%と最も多く、ガソリンが約30%、電力約14%、ガス8%。軽油とガソリンの自動車燃料が75%を占めている。問屋街では、排出されるCO2の大半が自動車燃料であることから、燃料消費を抑えたエコドライブ推進が重要であると示された。