ペガサス初戦に惜敗/「1球の怖さ思い知った」
(2008年4月19日)
19日にBCリーグが開幕し、群馬ダイヤモンドペガサスが県営敷島球場に信濃グランセローズを迎えた。球場には5700人のファンが来場し、ペガサスを熱く応援した。
大沢正明知事と全国野球振興会の大沢啓二理事長の投球で始球式。大沢知事は「子どもから社会人まで野球を楽しむ県民は多い。群馬ダイヤモンドペガサス子ども達に大きな希望を与えてくれるだろう」とあいさつ。大沢理事長は「BCリーグには期待している。群馬の夢に向かい思い切りプレーしてほしい」と期待の言葉を語った。
ダイヤモンドペガサスの糸井丈之代表は「ペガサスが夢に向かって発進した。一球一球、一試合一試合を全力でプレーし、シーズン終了後はみなさんと喜びをわかちあいたい」と決意を語った。
試合は、1回裏ペガサスの攻撃で井野口祐介選手が2ランホームランを放って先制。6回に追加点を加え、3対0とペガサスがリードを広げた。先発の富岡久貴投手がテンポの良いピッチングで相手打線を完全に抑え、7回までノーヒット、8奪三振と好投。ペガサスペースで試合を運んでいたが、8回に投手強襲の内野安打から連打を浴びて5点を失った。さらに9回に1点追加され3対6となった。9回裏に執念を見せたペガサスは、無死満塁のチャンスから2点を返し、5対6と1点差まで詰め寄ったが及ばなかった。
試合終了後、秦真司監督は「最後まで勝負をあきらめなかった。悲観することはない。力を出し切れば結果が出る」と選手にアドバイス。「8回に一球の怖さをあらためて思い知らされた。あきらめかったことを勝利に結びつけたい。発展途上のチームであり、一つでも多く勝てるよう練習していく」とファンにこたえた。