地域の力が本市の生涯学習の基盤

(2008年4月18日)

地域の力が本市の生涯学習の基盤市内42公民館で市民と意見交換

 高崎市は生涯学習推進計画を策定した。計画期間は平成二十年度から二十九年度までの十年間。七百人に及ぶ市民と直接意見交換してつくられた計画として、画期的な取り組みとなっている。

 高崎市は平成七年に「生涯学習都市宣言」を掲げ、生涯学習計画を策定した。一小学校区一公民館の高崎方式に見られるように、全国でも先進的な生涯学習都市として実績をあげてきている。近年、合併などにより高崎市の状況が大きく変化したため、同計画を改定した。高崎市第五次総合計画との整合性をはかっている。

 高崎市教委は、平成十八年度から策定作業を開始。計画素案を説明するため、市内四十二公民館で座談会を開き、延べ七百人の市民と意見交換した。座談会では、参加市民から具体的な地域課題が提言され、生涯学習と地域づくり、ひとづくりが一体のものであることを認識させた。

 市民活動・NPO活動の活発化、団塊世代の地域貢献など、市民の社会参加意識が高まり、主体的、自立的な活動とその支援が求められている。こうした動きをの中で、新生涯学習計画は、「地域力を育む生涯学習社会の創造」を基本理念としている。

 基本目標に
①学ぶ=生涯にわたる学びを実践する
②活かす=学習の成果を地域に活かす
③繋ぐ豊かな学習資源を見出し繋ぐ
④創る=市民参加と自治による地域の学びを創造する
を掲げた。

 基本目標を達成するため、社会参加と自己実現に結びつく生涯学習の推進、現代的課題の解決と地域力の再創造などの施策を具体化し、地域力を育む生涯学習社会の実現をはかっていく。地域住民、公民館等社会教育施設、学校や教育機関、生涯学習推進協議会・推進員が連携し、市民の力で生涯学習社会を構築していく。

 高崎市では手引き書を作成し、各地域の取り組みを開始。計画は三年ごとに見直し、計画(Plan)、実施(Do)、点検評価(Check)、見直しと次の計画のための行動(Action)=PDCAサイクルにより進行管理を行っていく。

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