高崎らしい都市景観の創出を

(2008年4月16日)

高崎らしい都市景観の創出を

 高崎市景観計画策定委員会(会長・中井祐東大準教授、委員二十人)の計画策定作業が始められている。

 高崎市は平成五年に都市景観条例を制定、六年に都市景観形成基本計画、七年度から「たかさき都市景観賞」を創設するなど景観行政に取り組んできた。平成十八年一月に景観行政団体に移行し、景観計画を定め、法に基づく施策を実施できるようになった。

 景観計画は、景観行政団体が法に基づく施策を実施していくための計画で、対象区域、良好な景観形成の方針、建築等の行為の制限事項、景観重要建造物や樹木の指定の方針などが盛り込まれる。高崎市は、全市域を景観形成地区として、計画づくりを進める考え。十八年度と十九年度は計画策定準備のため、地域への説明や調査を行い、基礎資料をまとめた。高崎市には、豊かな自然と都市部のにぎわい、歴史的、文化的景観をあわせもつ。景観計画は、こうした景観を保全しながら必要な部分に規制や改善を行うもので、新しいまちづくりに取り組む方途として期待されている。

 会合で座間副市長は「景観を切り口にまちづくりを実現したい。産業、文化、観光にも大きなメリットがある。良い景観を持つことは都市のポテンシャルにつながる」と意義を述べた。中井会長は「高崎市は日本らしい良い景観の資質を持っているエリア。高崎市に起こっている問題を明らかにすることが必要。市民への責任を感じる」と抱負を語った。

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