今年度開校の助産師学院に21人が入学

(2008年4月15日)

 高崎市医師会は、周産期医療の担い手である助産師の養成所・助産師学院を開設し、四日に第一回入学式が行われた。入学者は21人で、そのうち高崎市内の分娩取り扱い医療機関に勤務する学生が8人含まれている。

 全国的に産科医が不足し、分娩を取り扱う医療機関の減少は大きな社会問題となっている。周産期医療の担い手である助産師の不足も極めて深刻な状況にある。

 平成十八年に、既存の看護師養成所に助産師養成所を併設することが認められことを受け、高崎市医師会は、看護師が入学し、助産師資格を取得できる社会人枠の養成所開設を進めてきた。

 群馬県と高崎市は、地域の周産期医療対策として、全国に先駆けて助産師養成所開設の補助を決定し、今年度の開校にこぎつけた。平成二十年度から看護師養成所に助産師養成所を併設するのは、全国でも群馬、愛知、長崎の三県だけとなっている。

 同学院は、学生が医療機関勤務を継続できるように定時制とし、JR高崎問屋町駅に近いため、遠方からの通学にも便利。高崎市医師会では、一年間の勉学、実習を経て国家試験に合格し、地元の医療に貢献してもらいたいと期待している。

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