価格と上昇率で県内最高値/地価公示
(2008年3月28日)
県内最高価格となった八島町63番
群馬県は平成20年地価公示の概要について示した。
高崎市は、価格と上昇率で県内最高となり、毎年連続で住宅地、商業地ともに県内最高地点となっている。高崎駅周辺など土地需要が高く、過去2、3年では下落から横ばいと転じ、今年は16年ぶりの上昇となった。
住宅地の県内最高価格地点は、前年と同じ高崎市柳川町147番3外の11万3千円/㎡(前年11万3千円/㎡)。
商業地の最高価格地点は、前年と同じ高崎市八島町63番1外の43万6千円/㎡(前年42万8千円/㎡)。
住宅地の上昇率最高地点は、高崎市江木町字若宮1471番1の2・6%(本年価格8万2千円/㎡)。
商業地の上昇率最高地点は、高崎市栄町11番13外の4・0%(本年価格28万9千円/㎡)。
県内の地価は平成5年に全ての用途が下落に転じて以降、下落が続いたが、下落幅は縮小傾向にある。
住宅地は、下落傾向は続いているが、下落幅は縮小傾向。都市部では、利便性や居住環境の良い地域で需要が高まっている。前橋市、高崎市及び伊勢崎市で、上昇地点が現れ、横ばい地点も大幅に増加した。郡部は、地価下落による都心回帰現象の影響で土地需要は低調だが、底入れ感があり、下落率は縮小傾向にある。
商業地は、全体として空店舗の増加や郊外型大型店への顧客流出等により依然として下落傾向は続いている。一部に底入れ感があり、下落幅は縮小傾向にある。
県内最大の商業集積を持つ高崎駅周辺においては、需要が旺盛で上昇地点が現れた。
< 太田市では駅周辺を中心に需要回復の兆しが認められ、横ばい地点が増加した。/p>
住宅地及び商業地で対前年変動率がプラスとなった地点が県内で15地点あった。(住宅地13地点・商業地2地点)。
上昇は前橋市、高崎市で平成4年以来16年ぶり、伊勢崎市は平成11年以来9年ぶり。