四月に東京で小栗上野介展
(2008年1月24日)
小栗上野介顕彰会は、小栗公生誕の地である千代田区神田駿河台西町会自治会と共催で平成二十年四月四日(金)から四月二十七日(日)まで、駿河台の明治大学博物館特別展示室で小栗上野介企画展を開催する。
小栗上野介忠順は、現在の千代田区神田駿河台に生まれ、一八六〇年(万延元年)に日米通商友好条約批准のため、遣米使節の目付役として渡米し世界を一周して帰国。その後、八年間幕府の要職に就き、幕末多端な時期を日本の近代化に向けて奔走した幕末開明の人と言われている。明治維新という大きな政変の中で、無実の罪により西軍によって斬首され、空しく非業の最後を遂げた。彼が残した業績も歴史上から葬りさられてしまっている。
小栗公の功績をより多くの方々に紹介し、史実に基づいた正しい歴史の認識と理解を深めてもらうことを目的に、生誕の地である東京都千代田区神田駿河台の西町会と、終焉の地である群馬県高崎市で活動する小栗上野介顕彰会とが主催し、「小栗上野介企画展」を開催することになった。
高崎市と千代田区は天下まつりの山車を通じた交流があったが、今回、小栗公を通じて新たな地域交流が生まれた。 展示は第一部「小栗上野介の生涯」四月四日(金)から四月十三日(日)。第二部「遣米使節の旅」四月十五日(火)から四月二十七日(日)。 無料。午前十時から午後四時三十分。入館は午後四時まで。入れ替えのため四月十四日(月)が休館日。