松浦市長が提言/コンベンション都市構想を新たな柱に
(2008年1月24日)
松浦市長は、高崎の都市づくり三カ年計画「ネクスト・ステージ」を新たなマニュフェストとして取り組む考え方を後援会だより一月号で示した。同計画の中で、都市計画の到達目標やスマートインターチェンジなどの重点プロジェクトを位置づける。また高崎の集客力を生かせば、日本有数のコンベンション都市として成長できると提言し、計画の新たな柱に据える考えを示した。
第五次総合計画が平成二十年度からスタートする。高崎市は「交流と創造の都市づくり」を理念に、高崎が持つ交通拠点性、自然環境、歴史遺産、産業、芸術文化活動を生かした「高崎ならでは」のまちづくりをめざす。
松浦市長は、市民主体のまちづくりを推進しながら、高崎市を北関東、北信越の要の都市として戦略的に位置づけていくことを主眼に、三カ年計画「ネクストステージ高崎」を策定する考えを示している。今任期中の市長マニュフェスト、高崎の新たなグランドデザインと位置づけている。
国道十七号の高松立体開通、関越自動車道高崎スマートインターチェンジが平成二十四年春に社会実験開始、平成二十六年度までに北陸新幹線が金沢に延伸、高崎線の東京乗り入れなど高崎市の交通拠点性が大きく高まる。高崎駅東口のペデストリアンデッキ建設着工など高崎都心部も大きく変貌している。
コンベンション都市構想は、こうした背景の中で、高崎市は日本海と首都圏を結ぶ拠点として、新潟市、さいたま市、金沢市、宇都宮市と並ぶ都市力を視野に入れたもの。
高速交通網の進展により、高崎市は北関東、上信越、北陸の中央に位置し、どこからでも人が集まりやすいという利便性が高まる。コンベンション(大会、会議、学会)やメッセ(見本市)は、高崎の立地や魅力を内外に発信するとともに、交流人口を増加させ、新しいサービス産業の創出する。
高崎市では、コンベンション機能を本市の将来的な都市機能として重視しており、高崎駅東口エリアに誘導できるできるようなまちづくり計画を考えている。民間を主体とした研究会の設置や建設構想を進めていく。新しい音楽ホールの建設も視野に入れ、高崎市の都市資源、地域資源、ホスピタリティ、市民活動を積極的に活用していく。