洗練された都会的な景観づくりを/シンフォニーホールに壁面緑化
(2008年1月17日)
高崎市は、現在整備が進められている高崎駅西口線のイメージ図をこのほど示した。あわせて、緑化フェア期間中の同路線の修景も公表し、市民の意見を求めていく。
西口線は、「高崎の香りを感じさせるみちづくり」をテーマに、高崎のシンボルロードとして洗練された都会的な景観の創出をめざしている。街並みと一体化し、品格のある景観づくり、歩いて楽しい道路を整備するとしている。
街路樹は高木のみで、モミジバフウやハルニレを予定。約20メートル間隔で高木を植樹し、植え込みなどの植樹帯は設置しない。
歩道6メートルのうち、4・5メートルはバリアフリー対応にするため、誘導ブロックを設置、透水性の舗装材を使用する。1・5メートルの植樹スペースは、洗練されたデザインのツリーサークルを設置し、高木のない部分は本石舗装し、市役所前の区間と整合した格調高い通りを連続させる。
通りの随所にベンチや絵タイルを設置し、歩行者や住民がひと休みしてくつろげる場を整備する。街路樹やベンチ周りにライトアップ照明を設置し、夜の景観も演出する。
緑化フェアの開催を契機に、中心市街地の緑化を推進し、緑豊かな都市景観の創出、潤いややすらぎの空間を提供し、地球温暖化やヒートアイランド現象の緩和を目的に群馬シンフォニーホール南面に壁面緑化を整備する。壁面緑化は高さ10メートル、幅5メートル。30センチ四方の植栽ブロックパネルが約五百個使用される。植物は、アメリカツルマサキやヘデラ、ゴールデンチャイルドなど。葉色の組み合わせで五線譜と音符を表現する。自動給水装置で上方から灌水を行う。