首都圏のJR駅に「パスタのまち高崎」のパンフレット!
(2009年6月)
「赤唐辛子とにんにくのトマトソース」のセット。乾麺か生パスタが選べる。
スパゲッティー専科 はらっぱ
●JRが“パスタのまち高崎”を応援
ご存知ない方も多いようだが、首都圏のJR各駅には、「パスタのまち高崎」というタイトルのパンフレットが置かれている。JR東日本が企画した「おいしいパスタの食事」と「東京~高崎の往復新幹線」がセットになったお得な日帰りプランの紹介パンフだ。
さっそくこのプランを使い、高崎でランチを食べて東京に出かけようと思ったが、残念ながら逆行程には使えない。東京から高崎に来る場合にしか使えない。だから、高崎駅にはパンフレットが置いてないのである。
都内の多くの駅で、高崎のことやパスタ屋を紹介するなんて、JRの応援ってすごい! 驚くべきことだ。
●高崎のパスタを、全国に発信
このプランの「おいしいパスタのお食事」を提供するのは、高崎市内の「グラツィエ」「とんがらし」「はらっぱ」の3店舗。
「宇都宮の餃子、富士宮の焼きそばなど、ご当地グルメ、B級グルメがブームになっていますが、全国的に見てパスタはありません。高崎を〝パスタのまち〟として売り出すのは大賛成。このプランに是非協力したいと思いました」と話すのは「スパゲッティー専科はらっぱ」オーナーの岩田一秀さんだ。
岩田さんは、東京で9年間飲食業に携わっていたがふるさと高崎に、自慢できるような食文化のないことを、常々残念に感じていた。
ゴールデンウィークを過ぎた頃から、このプランのお客様が週2~3組訪れるようになったという。そして5月末には利用者は30名ほどになった。
●パスタのまちを牽引していく意気込み
岩田さんは、セーブオンからの依頼で作った「赤唐辛子とにんにくのトマトソース弁当」が好評を得たことを機に、行政や百貨店が催す物産展などで販売できる高崎パスタ弁当の試作にも取り組む。
「パスタのまちには、いろいろなスタイルの店があっていい。競争があればいっそう盛り上がります」と意識は高崎にとどまらない。「パスタのまちを全国にアピールするために突出したものを仕掛け、提供したい」。
今回の企画をチャンスと捉え、“パスタのまち高崎”にふさわしいメニューで、全国に牽引していく30代オーナー岩田さんの決意が見えた。
※本JR企画の利用期間は終了しています。平成21年4月から9月30日まで。おとな一人、昼食付きで7,800円。ただし利用は2名以上で、通常往復の新幹線料金は9,200円(指定席)。このプランは、往復の新幹線に昼食がついてなんと7,800円!ランチは切符を購入時に3店舗から1店を選ぶ。
岩田 一秀さん
岩押本店:高崎市岩押町18-6
電話:027-325-2418
営業時間:11:30~22:00(平日は15:00~17:30は休み)
年中無休
※メニュー・価格等は取材時点のものです
高崎商工会議所『商工たかさき』2009年6月号