県内でも希少な革職人がいる革専門店
(2011年4月)
1,000種類以上もある革
レザーショップ シモカワ
顧客満足度の高い商品が並ぶ
レザーショップシモカワは革材料、刻印、打ち具、手縫い用糸などの革細工道具、表革を付ければ完成する中パーツなど、レザークラフトに関する材料や道具を扱っている革専門の小売店だ。品揃えの豊富さでは関東でもトップクラスに入る。
売上の多くは通信販売が占めており、全国から注文が入る。下川さんの豊富な革の知識が、電話やメールで問合せをするお客さんに安心感を与えているようだ。「私自身、様々な革の加工ができるので、お客様の要望に的確に応えられます」と下川さん。
同店の取扱う革は、牛、羊、カンガルー、バッファローなど、千種類以上もあり、保存時の湿度管理にも気を配っているため状態もよい。来店されたお客さんは革の種類の多さと質のよさにみな驚くという。そのため、全国各地からお客さんが足を運んでくる。
オリジナルの製品も数多く並ぶ店内
長く大事に使える革製品
同店では、革製品の修理も行っている。他店で購入したものでも修理が可能。形が古くなったバッグの皮でキーケースや名刺ケースなどの小物を作って欲しいというオーダーが増えている。「愛着のあるバッグでオリジナルのものが作りたいという理由のほかに、リユース、リサイクルということにも意識があるようです」。店に通ううちに、長く使える、世界にたった1つのものを作りたいと思うようになり、手作りの世界に足を踏み入れる人も少なくないようだ。
下川純嗣さん
老若男女が集まるレザークラフト教室
自分で革製品を作りたい人のために、シモカワでは教室を開催している。型の取り方から仕上げまで、基本的な作業でコインケースやバッグを作る「手縫い教室」、革に打ち具で凹凸をつけながら模様を作ってゆく「カービング教室」の2教室を開催。1回の講習は少人数なので丁寧で分かりやすいと好評だ。市場に流通しているカービングの型紙は、ほとんどのものが花や唐草をモチーフにしているが、こちらで使うのはオリジナル型紙。動物や人物などもあり、色々な作品を作ることができる。
「革製品は使えば使うほど味が出てくるのが良いところ。お気に入りのものを作って、色合いや手触りの変化を楽しんでほしい」という。革を知り尽くした職人の丁寧な指導が多くの人の支持を得ている。
代表:下川純嗣
高崎市高関町74-12
TEL:027-325-9468
URL:http://www.lss-jp.com/
http://www.leahouse.biz/
高崎商工会議所『商工たかさき』2011年2月号