注目の長期固定金利住宅ローン
(2011年1月)
戸村洋支店長
住宅金融支援機構(旧「住宅金融公庫」)
住宅ローンの選択
住宅の購入は人生最大の買い物。それにともない必要となるのが住宅ローンです。様々な金融機関から多様な商品が出ていますが、どの住宅ローンを選ぶかによって総返済額が数百万単位で変わることも珍しくありません。だからこそ妥協せず、将来のライフスタイルにあったものを選択したいものです。
住宅ローンは、「変動金利型」「全期間固定金利型」「固定金利期間選択型」と大きく3タイプに分かれ、長期の返済なら返済計画が立てやすく家計にとって大きな安心となる全期間固定金利型で借入れるのが基本的。また、短期間返済が可能なら、金利が低い変動金利型や固定金利選択型にも大きな優位性があるといえる。
金利優遇
「超低金利の状況が続いている今、変動金利型商品の借入金利は総じて1%前後と低金利になっています。一方、住宅金融支援機構が民間の金融機関と提携して提供する、最長35年長期固定金利住宅ローン『フラット35』の借入金利は、返済期間21年~35年の場合2・15~3・10%(H22年11月現在・群馬県内の取扱金融機関の場合)。これが優良住宅取得支援制度で、当初10年間の1%の金利引下げが行われると1・15~2・10%になります。固定金利型の安心感を考えると、かなり魅力的な商品になっています」と話してくれたのは営業推進グループ総括調査役の塚本さん。
「優良住宅取得支援制度は、住宅の技術基準に基づき検査を受ける仕組を備えた『フラット35』に限られた措置です。優良住宅の普及や住宅着工を促し、住宅市場を大きく下支えするものと期待が寄せられています」と話すのは、北関東支店の戸村洋支店長。
実際、管内の栃木・群馬・新潟・長野での『フラット35の申請戸数(H22年4月~9月)は前年対比3・4倍と、エンドユーザーの支持が広まっているのは確か。
『フラット35』は、取扱金融機関により借入金利、融資手数料等が異なるので、一度、比較検討してみてはいかが。
- 優良住宅取得支援制度(『フラット35』S)
- 住宅金融支援機構は、「優良住宅取得支援制度」(『フラット35』S)として、住宅ローン『フラット35』の申込者を対象に、耐震性・省エネルギー性等に優れた住宅取得に限り、当初10年間の借入金利を年率1・0%引き下げる。平成23年12月30日申込分までの適用だが、募集金額に達し次第受付終了となる。
住宅金融支援機構(旧「住宅金融公庫」)
北関東支店長 戸村洋
前橋市千代田町1-8-8
電話:027-232-6653
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