二百年住宅も夢じゃない!!長期優良住宅が今後の主流
(2009年10月)
将来のリフォームまでを考えた家造り
山里昌史さん
株式会社山里建設
日本の住宅は約30年で建替えられていると言われ、欧米諸国に比べて圧倒的に短いとされてきた。作っては壊す「消費型」では環境や廃棄物問題の深刻化を招くため、ライフスタイルの変化に対応でき手入れをすることで永く使える「ストック型」への転換が急務とされている。近年、国が支援体制を整えたこともあり、『長期優良住宅(200年住宅)』が注目を浴びている。
山里建設では、「家は人生最大の買い物。だからこそ、永く住み続けてもらいたい」との想いから、安全と暮らしやすさを追求し、長期優良住宅にたどり着いた。国が推奨する以前から、現行の長期優良住宅の基準をも上回る高品質な家造りに取り組んでいる。
長期優良住宅に認定されるためには、劣化対策や耐震性、省エネルギー性等、いくつかの項目を高い基準でクリアする必要がある。認定されれば不動産登記の登録免許税、固定資産税の減免、火災保険の割引などメリットも多い。「長期優良住宅は、手入れがしやすい建て方が特徴的です。例えば、可変性に優れたS&I設計(仕様構造の部分で、簡単に間仕切りが変更できる)の導入で、家族の成長に合わせて間取りの変更も簡単にできます」と山里社長。地域の良きパートナーとして、お客様との末永いお付き合いを心がけ、施主のもとに細かく足を運び、住宅のメンテナンスや相談サービスにも力を入れている。
山里建設はジャーブネットという全国規模の工務店ネットワークに所属し、そのシステムやノウハウを活かすことで、高品質な長期優良住宅の低価格化を実現。パイオニアとしての役割が実を結び、国から最大150万円の補助金が受けられる『長期優良住宅先導的モデル事業』を手掛けることのできる、県内でも数少ない企業としても認められている。
住む家族の安全と暮らしやすさにこだわり続けた結果、200年という超長期にわたって循環利用できる高品質な住宅が誕生した。少子高齢化、多世帯化が進む中、世代を超えた社会的資産価値のある建物として、長期優良住宅は、家造りの中心となっていくことだろう。
点検・補修・交換等を想定した施工
国内の家造りには、シロアリや結露対策のために水回りへの配慮は欠かせない。長期優良住宅は先々のメンテナンスやリフォームまで想定し、手入れのしやすい構造となっている。施工時に明確な記録(住宅履歴書)を残すことで、補修業者にもスムーズな引き継ぎができる。
株式会社山里建設
代表取締役 山里 昌史
住所:高崎市下中居町381
TEL:027-330-5252
FAX:027-330-5253
URL:http://www.es-home.co.jp/
高崎商工会議所『商工たかさき』2009年10月号