害虫対策は定期点検を

(2009年3月)

害虫対策は定期点検を飲食店厨房のゴキブリ対策

害虫対策は定期点検を代表取締役 戸坂 道行さん

有限会社 住宅クリーニングセンター

 害虫の発生は快適な住居を一変させる。不衛生で気味が悪い印象を受けることはもちろん、シロアリのように木部を食い荒らす害虫の存在は、家屋の強度が下がり、倒壊の危険性すら出てくる。

 住宅クリーニングセンターは、㈱ダスキンの代理店として清掃業務を中心に営業している。高崎の代理店では唯一、害虫駆除業務も行う特色のある会社だ。「以前は、床下にもぐり込み、薬剤を散布して駆除を行う『バリア工法』が中心でしたが、近年では、ほとんど薬剤を使用しない『ベイト工法』が主流になりつつあります」と戸坂社長は話す。

 ベイト工法とは、害虫の帰巣習性を利用し、害虫を巣ごと根絶する方法である。例えばシロアリ駆除の場合、ステーションと呼ばれる餌木の入った特殊容器を建物周辺に設置。定期的にシロアリの活動を点検する。活動が認められた場合、餌木をごく微量の薬剤を含む餌(ベイト剤)に交換。働きアリによって運ばれたベイト剤を食べ、シロアリが連鎖的に死滅し、巣そのものが根絶する。ベイト工法は住宅へのダメージが無いうえに、薬を散布しないためアレルギー等の心配もない。まさに、人にも建物にも優しい画期的な工法なのである。ゴキブリ駆除もシロアリ同様、ベイト剤を利用して行っている。ゴキブリ被害に関しては飲食店などの事業者から相談されることが多いということだ。

「害虫被害は目に見えない部分で生じることが多いので、普段から気に留めない方がほとんどです。しかし、柱や梁など荷重がかかる部分に被害が及ぶからこそ、細心の注意が必要なのです」と戸坂社長。数年に1度は専門業者による点検を受ける事を勧めている(住宅クリーニングセンターでは、調査・見積もりまでは無料)。寒さも緩み4月の下旬から害虫の本格活動が始まる。大切な家屋を害虫から守るためにも、まずは定期点検を受けてみてはどうだろうか。

害虫予防は床下を乾燥状態に保つ

 害虫は気温と湿度が一定している場所を好む。特に湿度管理は重要で、床下が乾燥した状態に保つことが予防へと繋がる。湿った空気を外に排出する『床下送風・換気システム』の設置は非常に有効で、住宅クリーニングセンターでも相談に応じている。

シロアリ対策ベイト工法のステーション

■施工料金:1mあたり3,600円■月額利用料金(システム利用料+定期点検料):1mあたり120円
※建物の構造や施工状況により、金額が変わることもあります

有限会社 住宅クリーニングセンター
代表取締役 戸坂 道行さん
住所:高崎市根小屋町1993-1
TEL:027-323-9001
FAX:027-323-5407
フリーダイヤル:0120-970-053
URL:http://d-ichiri.com/

高崎商工会議所『商工たかさき』2009年3月号

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