塗装だけでなくリフォームも自社で対応
(2009年2月)
塗装の他、店舗改装なども手がける
一級技能士 鈴木 国明さん
有限会社ブラザースズキ塗装工業
気になる部分を直すと、今度は今まで目立たなかった部分が気になってくる。そうなるときりがない。住宅の塗り替えはまさにその連続なのだという。
色のことだけならまだしも、キズが目立ち始めると、「そこも直して欲しい」と注文を受ける。『ならば自社で!!』と鈴木社長。次第にその範囲は広がり、ビルや住宅の防水工事、建物内外の洗浄、柱や天井のアク洗い、ついには店舗什器の製作、中古家具の再生にまで至る。
そのため、倉庫には塗装業とは思えないほど、足場の部材を始めとして多くの建築資材が揃う。これもお客さまの声に応えてきた証拠である。
「いくつもの業者に頼まなくても、ブラザースズキ塗装工業に頼めば、大抵の事はやってもらえる」。依頼する側から見れば手間が掛からず、コストも削減できるのでメリットは多い。
もちろん、住宅塗装について技術向上や新製品の研究も怠らない。下地となる外壁材の傾向も時代によって変化する。それに合わせて塗料の性能も進化していく。新しい製品の特徴を研究して、常に最適な塗料を使わなければならない。
塗装は、仕上がってみないと全体の様子が分からない。日のあたり方にも大きく左右される。カラーシミュレーション担当の中村さんは、「建物の大きさや形などを考慮して、そこにお客さまのご希望をお聞きして、一番合った色をご提案します」と話す。仕上がったときのイメージを伝えながら、色を決めていく。
塗装業者やリフォーム業者の中には、悪質なところもある。鈴木社長は「どの業界でも、地元で永年仕事をしている業者が一番安心。50年近くここで商売をしてきて、地域の皆様の信頼を獲得してきました。大手の塗装・リフォーム業者の営業が来たら、即決しないで地元業者からも見積もりを取ることをお勧めします」とアドバイスする。
「仕事は人間性に比例する」を信条とする同社。業界全体の信頼獲得のために真心を込めて仕事に取り組む“外壁リフォームの技術者集団”を目指す。
10年に一度の塗り替えを
住宅の外壁は10年ほどで塗り替えるのがベストと言われる。塗装には木の素地を保護する役割があり、剥離によって木を痛めることは住宅の寿命を縮めることになる。室内には、健康や環境に配慮した植物性の塗料が好まれるという。
有限会ブラザースズキ塗装工業
住所:高崎市寺尾町2042-2
TEL:027-326-8289
FAX:027-325-5278
URL:http://www1.ttcn.ne.jp/~brother-suzuki/
高崎商工会議所『商工たかさき』2009年2月号