高崎バル2013秋 行きたいお店をどんどんハシゴ

「高崎バル2013秋」で、まちなか食べ歩きを楽しもう!!

 2011年秋にスタートした「高崎バル」。立ち飲みで気軽に立ち寄れるスペインバル(スペインの居酒屋)の魅力を取り入れた食のイベントだ。チケット1枚でタパスと呼ばれる小皿料理とドリンクを楽しめ、ハシゴすることで食べ歩きやまち歩きを楽しんでいただく。

高崎バル2013秋 行きたいお店をどんどんハシゴ

 10月17日から20日には、5回目となる「高崎バル2013秋」が開催される。77軒がエントリーした今回は、ジャンルも多彩になり、バルメニューもパワーアップしてさらに魅力あるイベントとして注目されている。回を重ねるごとに盛り上がってきた高崎バルだが、節目を迎えて、新たな展開も期待される。これからのバルのあり方や新たな方向性を模索している実行委員長と参加店舗にお話しを伺った。

お客様は美味しく、楽しく

お店は新しいお客様との出会いを

 高崎バルのコンセプトは、「歩く、食べる、発見する」。チケットとガイドブック片手に、まちなかを食べ歩きするのがバルの醍醐味で、バルで新しい発見を楽しむ人々が増えてきている。お店側にとっても、新規の客が来店するバルはチャンスであり、バルを上手く使って新規の常連客を獲得しているお店がいくつもある。

高崎バル2013秋 行きたいお店をどんどんハシゴ末村実行委員長

 末村歓也実行委員長は「おかげさまで定着してきたといえます。チケット販売数も回を重ねるごとに増えて、お店も楽しみながら参加してくださっているようです」と話す。また、「5回目ということで、今回は一つの節目となるでしょう。マンネリ化しないために、本来の趣旨に立ち返る機会だとも考えています。参加メリットを感じたお店の声を聞いて、新たに参加してくださったお店もあります。参加店が入れ替わっていくこともバルの良さです」と高崎バル2013秋を前に開催の意義を話す。

 チケットを購入する人には、バルの常連もいれば、たまたま居合わせた出張中のビジネスマンもいる。また、前回は昼営業のお店も充実していたため、お酒が苦手な女性の参加も多かった。誰でも気軽に参加できるのがバルの魅力だ。

まち全体にバルの雰囲気漂うワクワクするような食イベントに

 高崎バルが始まると、店頭に「のぼり」を設置したり、チケット購入者はガイドブックを首から下げたり視覚的にもわかりやすい工夫をしている。バルそのものが店内で行われていて、外からは見えないイベントだからだ。始めた頃はストラップをする人は少なかったが、徐々に増え始め、行き交う人がバル参加者だとわかると「仲間」のような気にさえなる。そしてどのお店に立ち寄ったか気になる。

 まちなか全体にバルの雰囲気が感じられるような演出によって、まちを歩きたくなる仕掛けやハシゴしたくなる仕掛けをいかに作れるかが、バル成功の要因の一つになっている。もちろん、バルメニューの充実が一番大事だが、これも各店の腕の見せ所。お客を飽きさせないように毎回パワーアップしているお店もたくさんある。

高崎バル2013秋 行きたいお店をどんどんハシゴ

 「ガイドブックは高崎駅にも設置しているのですが、グルメマップとして使う方もいるようで、あっという間になくなってしまいます。イベントを盛り上げるツールとしてガイドブックは大切です。参加する人やお店がワクワクするようなバルにしていきたいですね」と末村実行委員長。

お得感と楽しさが認知され徐々にチケット販売数が増加

 1枚600円(前売りチケット換算)のチケットで提供されるバルメニューとドリンクは、通常価格にして平均1,000円以上だろう。そのお得感が徐々に浸透してきたことと、高崎バル本来の食べ歩きの楽しさが伝わってきたことによって、チケット販売数も増加傾向にある。

 また、チケットの販売数に対する利用割合も上昇している。つまり、買っても使わないチケットの割合が減り、あとバルも含めて購入したチケットはしっかり使い切るという傾向になっているということがわかる。

 当初は、「お店に入って、ドリンク1杯と料理1品だけじゃ気まずい」とか、「3,000円という金額に抵抗がある」などの意見もあったが、お得感が認知され、ハシゴすることが当たり前だと感じてくるとそういった声も少なくなってきた。それと共に、お店側もバルのスタイルに慣れてきたことも大きな要因だろう。営業日や営業時間も比較的お店任せで、予約があれば優先して構わないというハードルの低さが店舗にとってバルに参加しやすい条件のようだ。

さらにパワーアップする新たな高崎バルとは

 5回目となる高崎バルは一つの節目を迎えることになる。「バルの基本コンセプトを変えることなく、マンネリを防ぐために少しずつ工夫していかなければならないでしょう」と末村実行委員長。「チケット販売数は増えていますが、まだまだ少ないと考えています。もっと幅広い層に興味を持っていただきたい。そのためには、参加店にもバルメニューを毎回変えていただくなど、お客様を飽きさせない工夫をお願いしています」と話す。チケット購入者からは「ガイドブックを見て、バルメニューが前回と違っていると、過去に立ち寄ったお店でもまた行きたくなる」という声を聞く。

 街バルとして全国で同様の仕組みのイベントが開催されているが、定着すればするほど、お客側は新しい企画を期待する。商店街の他のイベントとの同時開催、スイーツ店を多めにした女性向けのバル、メニューを有名料理研究家がプロデュースしたバルなど、それぞれ特色あるバルが企画されている。

 高崎バルも実行委員会では6回目以降の企画について、さまざまなアイデアが出されている。末村実行委員長の「基本コンセプトは変えずに」という方向性に基づいて、より楽しく魅力的なバルが開催されることを期待したい。

参加店の声

富利屋 弥勒

 はじめは1回だけのイベントだと思っていて、思い切ったメニューづくりをしてしまいました(笑)。バルメニューのコンセプトは、「鶏を一匹食べていただく」ことです。バルチケット1枚で鶏ガラスープ、焼鳥3種、手羽元トマト煮、スパイシー玉こんを全てお出ししています。

 バルは多くのお客様に来店していただきたいので、徐々にスピーディに料理を出せるように工夫して、お客様を待たせないよう心がけています。

 バルがきっかけの新規のお客様もご来店いただいています。あとバルでご宴会のご予約もいただいています。お店よりお客様が得するイベントですから、バルのときは広告宣伝だと思っています。少しずつその成果が出始めているので、今後も参加していきたいです。

参加店の声

上州山賊麺 大大坊

 お客様と『バル』をネタに会話がはずみます。どこのお店が良かったとか、どこに行きたいとか。バルをきっかけに常連になっていただく方も多いです。本当はお店の看板メニューである「山賊麺」を食べていただきたいのですが、これだと常連さんには来ていただけないので、バルは毎回特別メニューで参加しています。2度目の来店時に「山賊麺」を食べていただきたいと考えて、サービス券を配っています。おかげさまでサービス券の回収率も他のクーポン雑誌などよりも高く、バル効果の大きさを実感しています。

 チケット販売をしていて、「バルって何?」ということを聞かれるので、自分たちでバルを紹介するチラシを掲示しています。これを見てチケットを買っていただく方や、バルで来店した方が特別メニューを食べているのを見て、その場でチケットを買ってくださる方もいます。

 今回はカニらーめんとカニつけ麺です。数多くの参加店からウチを選んでいただけるため考え抜きました。バルメニュー考案は、毎回夜も寝られないほど悩みます(笑)

高崎バル2013秋 参加店舗

●鶏麺327
●もぎたて完熟屋
●高崎ビューホテル ビストロカフェ ノーヴァ
●もつ野菜鍋 川 -SEN-
●薬膳caféガネーシャ
●開運食堂 だるま餃子.com
●メキシ小料理 TiO TiA
●味一味
●富士久
●ラ・メーゾン
●居酒屋 おかえり
●中国料理 萬嵐
●しをり
●串揚げや ○△□(ひふみ)
●屋台酒場 すみりん
●TamaGo
●來來(らいらい)
●ふうりん
●創作中華 亮心
●韓国屋台 てっしん。
●バルバル
●とりたけ
●たかさき気仙沼横丁
●備長炭火焼 万ごつ
●花うさぎ
●らあめんビストロ&Bar Navajo White
●CLUB JAMMER'S
●鮨 つかさ
●さくら亭
●居酒屋 HIROKI西口店
●ブラジル・グリル
●上州山賊麺 大大坊(だいだらぼう)
●やたい家
●レストラン&バー APE
●酒楽-和心- 廣木
●フルーツ&ケーキ room's
●エルフリオ 大手前
●だるまだるま 食
●海力
●ポンコツ
●スポーツバー&ダイニング Pitch
●旬彩 和人良(わじら)
●焼肉 はな
●ISTANBUL KEBAB(イスタンブル ケバブ)
●景気屋笑売 ウェイブ
●ESPANYOL・FAN
●旬魚・旬菜 まるとび
●Café&Bar ESSENCE
●バル・デ・エスパーニャ ピカピカ
●串焼 オオトリ
●ホルモン大学
●居酒屋 たのじ
●パスタ・ワン
●Public House THE RED LION TAKASAKI
●café Mauruuru(まるる)
●高崎 酉番
●安兵衛
●Japanese Dining Kitchen さわ
●豚人
●アートマルシェ チーム アル・ケッチャーノ
●富利屋 弥勒(とりや みろく)
●meet.meat&wine Beni
●ホテルメトロポリタン高崎 ブラッスリー 「ローリエ」
●ヴィ・ド・フランス高崎店
●とんかつ専門店 とん豚
●日本橋ボンテ 高崎店
●お米のごちそうカフェ iine kitchen
●キリンシティ E'site高崎店
●アグーリ E'site高崎店
●CHINESE FAN ホテルココ・グラン店
●佐世保バーガー ビッグマン
●Bella Bella(ベッラベーラ) 高崎店
●海鮮茶屋 一鮮
●洋食キッチン シャトー
●上海ダイニング華龍
●しゃぶしゃぶ 金光
●居酒屋 ひろき東口本店

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