榛名をスポーツイベントの中心の地に!!
ヒルクライム、トライアスロン、フルマラソンなど続々開催
今年は榛名が熱い!! 5月に自転車レースのヒルクライム、7月にはトライアスロン、そして11月にはフルマラソン大会が榛名湖や榛名山を舞台に開催される。年内にこれだけのスポーツレースイベントが開催されるとなると、榛名への注目度は一気に高まることだろう。
ヒルクライムの参加者は国内最大級となる5,000人を目標とした。トライアスロンは平成28年の岩手国体から正式競技になるため、県内選手の強化を目的として開かれる。県内では20数年ぶりのフルマラソン大会となる「第1回榛名湖マラソン」は、日本陸連の公認レースとなるなど、どれも本格的なレースを目指している。
榛名=レースの中心の地となり、練習会や試走会なども含めて年間を通して愛好者が榛名に集まるようになって欲しいと期待するが、それを叶えるためにも3つのレースを成功させたいと関係者が今も奮闘中だ。
初心者からアスリートまで楽しめるヒルクライム
「ハルヒル」こと「榛名山ヒルクライムin高崎」は、富岡賢治市長が就任直後から開催を表明していたイベント。榛名梅マラソン実行委員会が市長を表敬訪問した際に、具体的な話が持ち上がり、高崎市、高崎市榛名商工会、榛名観光協会、JAはぐくみ、榛名地域体育振興会が中心となって実行委員会を組織して運営にあたっている。
5,000人という国内最大級の参加者を目標に掲げ、2月末時点で青森から徳島まで参加者は3,000人を超えている。初心者からトップアスリートまでが参加可能なように、6.7km、11.6km、16.1kmの3コースが設けられる。また、ゼッケンに1,000円の金券を付けて高崎市内の商店や飲食店で使える特典もある。
また、初日のタイムトライアルレースの開催や生活道路を使った大規模なレースなど、他にはない珍しい大会となる。沿道の住民がボランティアを行うなど、榛名のまち全体で盛り上げていく予定だ。
イメージキャラクターの「はるなちゃん」「たかちゃん」「のぼるちゃん」は、人気漫画『弱虫ペダル』の作者、渡辺航氏が描いている。レースにはご本人もエントリーし、第1回目から話題豊富な大会だ。
第1回榛名山ヒルクライムin高崎
開催日:平成25年5月18日(土)・19日(日)
公式HP:http://www.haruna-hc.jp
県内の競技レベル向上を目指したトライアスロン
すでに2000年のシドニーオリンピックで正式種目になり、国体では2016年の「希望郷いわて国体」から正式競技になるトライアスロン。群馬県トライアスロン協会では岩手国体に向けて、県内の選手強化を目指している。選手育成のための大会は、渡良瀬遊水地での「群馬県選手権大会」のみだったが、新たに榛名湖と湖畔を使って開催したいという打診があった。
「榛名湖リゾート・トライアスロン in 群馬」は、初日にジュニア競技が行われ、二日目にスイム1.5km、バイク40 km、ラン10 kmのレースが行われる。3月中旬から募集が開始され、定員は各クラス合わせて500人を予定している。
すでに昨年7月に試走会が行われており、生活排水が流れ込んでいない透明度が高い榛名湖でのスイムやアップダウンがありながらも木陰が多いコースを走るランなど、参加者からは好評だったようだ。榛名湖での水泳はこのレース以外では禁止されている。
こちらも募集前から期待度の高いレースになりそうだ。
第1回榛名湖リゾート・トライアスロンin群馬
開催日/平成25年7月20日(土)・21日(日)
協会HPhttp://www.gunma-triathlon.com/
20数年ぶりに県内で開催されるフルマラソン
今年で22回目となる「はるな梅マラソン」。梅の花が咲き誇る中を走り抜けるコースが魅力でマラソン愛好者には人気のあるレースだ。最長はハーフマラソンの大会で、実行委員会内にもフルマラソンを追加する企画が出ていたり、参加者からの要望もあったのだが、コースの都合上同じ会場でのフルマラソンの開催は難しかった。そこで実行委員会では、「榛名湖マラソン」として新たに開催することを決めた。
諸条件をクリアして日本陸上競技連盟の公認コースとなり、本格レースとして開催する。しかも、群馬県内では20数年ぶりのフルマラソン大会となる。参加賞には、地元で使える1,000円の金券がもらえる。また、高崎駅からの送迎なども検討している。
7月22日から参加申し込みを受付け、定員は1,000人を予定している。
第1回榛名湖マラソン
開催日/平成25年11月17日(日)
群馬陸協HPhttp://gold.jaic.org/gunma/
奇遇にも平成25年度に3つの新しいスポーツ大会を開催することになったが、榛名地域をスポーツで盛り上げていこうと関係者は労力を惜しまず、準備を進めている。
一年を通して人が集まるようになれば、まちなかへの波及効果も期待できる。榛名地域だけでなく高崎市全体としても注目する一年となるだろう。