「はやぶさ 〜約束の場所へ〜」/高崎市少年科学館プラネタリウム
群馬にゆかりの深い「はやぶさ」を感動ストーリ仕立てに
高崎市少年科学館プラネタリウムは、11月14日まで「はやぶさ~約束の場所へ~」を公開している。平成15年5月19日に打ち上げ、今年6月13日に地球に帰還した、小惑星探索機の物語。実写を多く用いた、同館オリジナルの作品を上映している。
はやぶさ関連の番組は、帰還する前の様子をCGを多用したものが、全国的に上映されており、同館での上映の要望も高かった。しかし、同館天文係で番組プロデューサーも勤める小山弘宣さんは「帰還後のはやぶさの様子も紹介したい」とオリジナル番組を企画。いくつもの困難に立ち向かいながら、地球に帰ってきたことが、より感動的に感じられるよう、はやぶさを擬人化し、ストーリー性を持たせた。今回の設計、制作には「株式会社IHIエアロスペース富岡事業所」のスタッフが関わり、中には高崎在住の人もいる。実写も多く取り入れ、全国的に知名度の高いはやぶさが、地元に関連のあるできごとであることを知ってもられるような工夫も行った。
「はやぶさの出来事は、まさに快挙。事実を知るだけでなく、それに関わった技術者たちの熱い思いをしってほしいですね。番組を見て、それぞれの思いを持ち帰っていただけたらと思います」と小山さん。番組は、公開直後から県外からも客がやってくるなど、好評のようだ。観覧料/大人310円、小人150円。上映開始時間/火曜から金曜16:00。土日祝日13:30と16:00。上映時間/40分。問い合わせは同館℡321・0323。