冷凍物流のパイオニア
株式会社松村乳業
（2013年1月）
約1,400坪の冷凍・冷蔵倉庫
わずか一代で業界を代表する企業に
創業から52年。アイスキャンデーの販売をきっかけにスタートした㈱松村乳業は、冷菓や冷凍食品などのフローズン販売事業で業績を伸ばし、急成長を遂げた。現在では、関東一円から甲信越、東海、東北と全国で約20拠点に関連施設を持ち、業界を牽引するリーディングカンパニーとして活躍している。
高校時代から会社経営に憧れ、創業を決意したという松村社長。高校を卒業した年の6月にはアイスキャンデーの販売会社を18才で設立した。駄菓子屋や商店を相手に飛び込み営業を繰り返し、あきらめずに何度も足を運ぶという日々が続いた。"アイス販売の魔法ビン"を店先に置いてもらい、その中に入れるドライアイスを毎日運んだ。『人の3倍努力を重ね、人の3倍仕事をする』をモットーに営業活動を続けた結果、情熱と誠実さが伝わり、次第に顧客は増えていった。
代表取締役 松村さん
提案型のビジネスモデルが大成功
創業して十数年が経過する頃にはスーパーマーケットブームが到来し、さらなる追い風となった。アイスや冷凍食品の販売はもちろん、冷蔵・冷凍ケースなどの設備やフェイシング（商品陳列）の提案事業なども積極的に展開。当時としては画期的な取り組みが評判となり、業界内で大きな信頼を得る結果を生み出した。「不安定な経済状況下でも業績を伸ばしていくためには、取引先の成長に貢献することが大切です。付加価値の高いサービス提供に努めてきた結果、創業以来、堅調な売上推移を維持できています」と語る。
消費者を見据えたサービスを展開
昨年11月には本社社屋、関東物流センター竣工（敷地面積約5千坪）、併せてテストキッチン、プレゼンルーム、食品加工室を備え、業務用商品の小分けや、複数商品のセットアップ、通販用商品のメニュー開発などで、消費者ニーズに応えることも行う。
昨年11月に新設された関東物流センター
「フローズン事業には、まだまだ未知の可能性があります。新センターを核とし、今後も新たなビジネスモデルを確立していきたいです」。特に、次世代の会社を支える人材育成には力を入れ、若い発想と行動力でグループの新時代を担って欲しいという意向だ。
「御得意先の発展なくして会社の発展なし」の社訓を掲げ、新関東物流センターの稼働と共に、新しい時代へ向けて歩みを進める。
株式会社松村乳業
代表取締役：松村武
高崎市新町1432-1
TEL：0274-50-9761
FAX：0274-50-9764
URL：http://www.mng.ne.jp
