県内初H-UV印刷機を導入!
顧客満足を高める箱&パッケージづくり
杉浦紙工株式会社
(2012年10月)
最新鋭のH-UV印刷機
箱づくりの専門会社として創業
昭和44年に厚紙印刷と加工を手掛ける群進紙工㈱として創業。その後、昭和56年スギウラグループに入り、社名を杉浦紙工に変更した。創業から40年、パッケージや化粧箱に代表されるような箱製作の実績を積み上げ、業界を牽引する企業として成長してきた。
最新技術によって、業界最大の課題に挑む
箱の製作は、①印刷、②抜き(印刷後の厚紙を箱の型に抜くこと)、③貼り(機械による折り、貼りなどの仕上げ)などの工程を経て完成するが、印刷時の『色』に関してはトラブルになることも多く、クレームの8割以上を占めるという。実際に、お客様が商品を入れてお店などに陳列した場合に、箱毎に微妙に色が違うなどが大きな問題となっていた。
取締役社長の杉浦さん
「印刷では、微細な環境変化でも、色に影響が出てきます。確認や調整に力を入れていますが、人間の目で見て判断するため、色の安定を実現するのは大変難しい作業です」と杉浦さん。
印刷時の色の問題を解決するため、本年3月に最新の印刷機導入に踏み切った。巨額投資ではあったが、県内初となるこの印刷機には、様々な課題をクリアし、品質の安定化へ繋がる機能が充実している。
大型のスキャナーが付属しており、基準となるカラーバーを読み取ると、データを解析して結果をモニター上に表示する。そのデータに基づいて簡単に色合いをボタン調整でき、環境による影響やオペレータの個人差も無く安定した色の提供ができるようになった。
環境にやさしい会社を目指す
平成18年にエコアクション21の認証を取得しており、機種選定の条件として環境への負荷が少ないものを最優先にしている。
H-UV印刷機は従来のUV印刷機と比べ電気使用量が少なく、オゾンも発生しない。また、色合わせに使用していた用紙も軽減できるメリットがあることも導入に踏み切った理由である。
最終工程は手作業で行う
付加価値を生み出すサービスの提供
「設備投資も必要ですが、最も大切なのは、お客様のことを親身に思う心配りです。今後も、商品の魅力や販売力アップに貢献できるパッケージの提供に力をいれていきます」と話す。付加価値の高い製品を企画提案し、お客様の商品演出のために全力で包装設計に挑むその姿勢こそ、杉浦紙工の最大の強みといえるだろう。
杉浦紙工株式会社
取締役社長:杉浦芳郎
佐波郡玉村町角淵5217
TEL:0270-64-2511
FAX:0270-64-2255
URL:http://www.sugiurashikou.co.jp/