旬のいちごを召し上がれ!/西山農園(上里見町)
(2017年02月17日)
甘味と酸味のバランスが絶妙
榛名フルーツ街道沿いに「いちご直売所」の旗がはためく古民家がある。親子二代で4種類のいちごを育てる西山農園だ。品種は、「紅ほっぺ」「やよいひめ」「とちおとめ」「あきひめ」で、それぞれ甘さや酸味の違いが楽しめる。大きく、真っ赤に色づいたいちご達は「彩苺(いろどりいちご)」と名づけられ、贈答用の箱の中でまるで宝石のように輝く。代表の西山賢治さんは「甘さと酸味のバランスがよく、美味しいいちご作りを目指しています」と話す。
賢治さんは22年前、いちご農家を始めた。「土づくりや苗作りなど作業が多く、毎年毎年勉強。農業には正解がない」と痛感。更に、「作ったものを継続して買ってもらうことの大変さを感じ、お客さんがおいしいと言ってくれる物を作ろう」と肝に命じたという。試行錯誤を重ねて出来あがったいちごは、今や多くのファンに愛され、年末年始から3月は特に、贈答用にも喜ばれている。
頼もしい後継者 ―新商品「冷凍いちご」の開発も
平成27年秋、長男の慶彦さんが就農し、頼もしい後継者ができた。慶彦さんは「自分達が1つ1つ丁寧に作り、納得したものを自分で売る。お客様からの喜びの声や笑顔を見られた瞬間がとても幸せ。全て成果が見える農業にやりがいを感じた」と就農への想いを語る。「いちごが持っている最大限のポテンシャルを活かすために、最適な環境を日々管理していく事はとても難しいが、一つひとつの積み重ねが形になる」と手応えを感じ、「満足せず、日々努力したい」と力強い。
そんな慶彦さんは今年、新商品「冷凍いちご」を手掛ける予定だ(5月下旬~)。一年中需要の多いいちごを冷凍にすれば、「ジャムやスムージー、かき氷などにも加工しやすい」と発案した。一昨年、お子さんにも恵まれ「子ども達に安心安全ないちごを届けたい」と願っている。
賢治さんは慶彦さんについて「2年目になり大きな戦力になった。若い人の感覚を取り入れてもらって、バトンタッチしていきたい」と次世代の活躍に期待している。
店名・名称 | 西山農園 |
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住所 | 高崎市上里見町705 |
電話 | 027-374-1475 |
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備考 | ・いちご、梅、梅干し(全国発送可) ・いちご販売 12月~5月 ・いちご狩り 3月下旬~5月 |