かわいい“だるまの茶筒”デビュー/茶舗・水村園(本町)
(2016年12月17日)
高崎だるまの顔の茶筒
老舗の茶舗「水村園」(安政四年・1857年創業)は、だるまの茶筒に入ったお茶を発売する(各700円・税込、2本セット箱入り1600円・税込)。紅白のそれぞれのだるまに、同店の人気商品『みどりの番茶』と自家焙煎の『ほうじ茶』のティーパック(10グラム×3つずつ)が入っている。
だるまの缶のフタをあけると、目玉と絵馬のシールが入っており、願いを込めて片方の目にシールを貼り、成就したらもう一方の目に貼れる仕組みだ。同店の代表・小見勝栄さんは「顔が高崎だるまの鶴亀になっている縁起もの。お年賀などにお勧めです」と話す。
みどりの番茶とほうじ茶
『みどりの番茶』は十年程前、「0歳児から飲める番茶」を小見さんが一年掛けて研究、開発したもの。きっかけは、O157が猛威を振るった年、「お茶のカテキンが病原菌の死滅に効果がある」と知られたことから、市内の保育園の管理栄養士から相談を受けた事だった。「幼児から飲めるように、有機肥料を中心とした無農薬に近いお茶で番茶を作りたい」との思いだった。通常、新茶から数えて3番目のお茶を番茶に使うが、「みどりの番茶」は1番の新茶を使用。そのため、緑茶と番茶の両方の味わいが感じられる風味が特徴。
『ほうじ茶』は、みどりの番茶を、一週間に一回のペースで同店で焙煎したもの。どちらも素朴且つ深い味わいで、子どもから大人まで飲めると好評だ。
小見さんは、毎年4月になると静岡に出向き、自らお茶をブレンドし水村園ならではの味を創っている。創業160年の茶店の番茶を是非、味わってみてほしい。
店名・名称 | 茶舗 水村園 |
---|---|
住所 | 〒370-0813 群馬県高崎市本町123 |
電話 | 027-322-3213 |
営業時間 | 9:00〜18:00 |
定休日 | 日曜日・祝祭日 |
HP | http://mizumuraen.com |
備考 | 駐車場 3台あり。 バス停脇「本一駐車場」№③、④、⑤をご利用ください。 |