開運食堂『だるま餃子』もう食べた?/(田町)

(2016年05月30日)

餃子定食。ランチタイム(11時~14時)はミニサラダとコーヒー付。定食の御飯も大盛り可。



元日本料理の板さんが手掛ける餃子

 田町の大通り沿いに見える「だるま餃子」の写真と文字。ずっと気になっている人も多いのでは。
 シティハイム田町の1階、道路から三軒奥に店を構える同店は、今年開店5年目を迎える。元割烹料理の板前である仁田山(にたやま)眞吾さんのオリジナル餃子は、今までの餃子にはない繊細な味わいだ。丁寧な仕込み、日本料理を彷彿とさせる、どこか奥ゆかしさを感じる品の良さがにじむ。
 一晩寝かせて発酵させる手作りの皮は「食事にも、おやつ感覚でも」頂ける少し厚めのもっちり食感だ。タネは豚肉、野菜(キャベツ、玉葱、ニラ、生姜)、魚介入り。「野菜の旨味を閉じ込めるため、絞った水分も捨てず、夏場はゼラチンで固める」など季節ごとの一手間も欠かさない。エビの殻の粉末とナルトで、さらに奥深い味を表現する。八角を思わせる隠し味はシナモンだ。薬膳風な味わいで「一度食べると病みつきになる」常連客も多い。

 

夢のお告げで生まれた餃子秘話

 仁田山さんは、ある年の正月、「だるまと丸い餃子の夢」を見た。「これはお告げではないか」と奥様に話すと「だるまと言えば、高崎。“開運餃子”を作ろう」と思い立ち、栃木県から転居してきた。店内には、奥様の書いた七転八起の筆文字が躍り、“だるま餃子”にかける夫妻の熱い思いが伝わる。
 3・11の震災後、奥様が東北出身ということもあり、高崎の仲間と共にボランティアに被災地に出掛けたふたり。「自営業なら行きたい時にボランティアに行ける」そんな思いもあって、独立したといういきさつもあった。
 
 仁田山さんは今後、だるま餃子のバリエーションを増やす予定だ。他店にはないサプライズ感でお客さんを驚かせたいという。「竹は地中でしばらく根を伸ばし5年目に一気に成長し、伸びるそうです。今年、5年目になるので挑戦の年にしたい」と話す。だるま餃子の冷凍はネット販売も行っている。

 
 

店名・名称 だるま餃子.com (だるま餃子ドットコム)
住所 高崎市田町119-1 シティハイム田町 1F
電話 080-3735-0078
営業時間 11:00~22:00 ランチタイム 11:00~14:00
定休日 月曜(祝日の場合は営業)
HP
備考 ◆メニュー
・焼餃子 450円 ・スープ餃子 450円 ・餃子定食(餃子8個)730円 ・だるま定食(餃子と唐揚げ)800円 ・達磨炒飯 750円 ・ナポリタン 700円 ・ソース焼そば 700円 ・一杯コース(平日5時より)飲み物2杯+枝豆+もつ煮+焼餃子かスープ餃子 2000円 他多数

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