革製品のショップ&工房 雨ザラシ工房 OPEN/(井野町)
(2016年05月9日)
「ボタンを付けたデザインが好き」と小野里さん。シンプルスタイルにぴったりのカバンは29500円(+税)
くりがま・大4500円(+税)、小4000円(+税)
手帳カバー(2500円+税) 折紙財布(18000円+税)
販売、製作、修理
オリジナルのカバン、財布、ポーチ、ビジネスバッグ、雑貨など皮革製品の販売と製作、修理までを手掛ける「雨ザラシ工房」が今月3日、オープンした。オーナーの小野里健一さんは革製品の修理職人としてこの道18年の腕前。独立して構えた念願の店内には、こだわりの作品が並ぶ他、小野里さん目利きのバッグや作家ものの作品がそろっている。
“くりがま”は代表作
小野里さんの代表作は、通称「くりがま」だ。“栗の形のがま口”は、革の裏表を組み合わせ丸く縫い上げたら、思いがけず「栗の形になった」いうアイテム。愛らしくころんとした形は手になじみ、首から下げるとアクセサリーのようにもなる。大小2つの大きさがあり、人気商品となっている。小野里さんは扱う革にもこだわる。化学薬品を使わず、植物性のタンニンでなめした「ヌメ革」を使用。土に返るため環境にも優しく、時間と共に質感がよくなり、風合い、味わいが出てくるという。「長く使っても飽きのこない、シンプルだが丁寧に考え抜いたデザイン」に仕上げている。
修理、メンテナンスがお得意
雨ザラシ工房では、革製品の修理、メンテナンスにも力を入れている。糸のほつれ、チャックの破損、バッグの内側がベタベタしてしまった物やブランド品からナイロンバッグでも受け付ける。「手間のかかる修理などをやるところはあまりないので、まずは気軽に問い合わせてほしい」と話す。
小野里さんの夢は「人が集まる温もりのある店にすること」。素朴な作品と小野里さんの飾らない人柄で「雨ザラシ工房」が“町のカバン修理屋さん”になる日も近い。
店名・名称 | 雨ザラシ工房 |
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住所 | 高崎市井野町713-3 |
電話 | 027-364-3648 |
営業時間 | 9:00~19:00 |
定休日 | 水曜日・第2、4の日曜日 |
HP | http://amazarashi-kobo.com/ |
備考 | ※毎月第4土曜日の富岡の「おかって市場」に出店。修理の出張受付を行う。その他、野外イベントなどに多数出展。HPやブログでチェックしてほしい。 |