上州麦風鶏の唐揚げで引っ張りだこ
（2020年12月30日）
ゲンセンソザイ商店イスウ
無農薬・無添加の食材にこだわる
「地場産食材にこだわる〝緑提灯の店〟。採れたての無農薬野菜や無添加で育てた“和豚もち豚”“上州麦風鶏”など安全性の高い良質な食材を使用しています。
店舗内の環境もコロナ対策に配慮し、ゆったり安心してお料理を楽しんでいただけるよう努めています」と話すオーナーシェフの加納貴之さん。〝ベジタブル＆フルーツアドバイザー〟〝野菜ソムリエ〟の資格も取得している。
食へのこだわりは強いがメニューはお手頃価格を実現するなど、開店当初からぶれることのない姿勢を貫いてきた。3年前に店舗を移転し2倍以上の広さを確保している。現在開業13年目を迎えた。
唐揚げの有名店に
同店は、全国の唐揚げファンが日本一おいしい唐揚げを決める『からあげグランプリ』で最高金賞・金賞を6年連続受賞するなど、すっかり“唐揚げ”の有名店になった。
「もともとメニューにあったものを、百貨店の人が気に入って物産展に呼んでもらったのがきっかけで、イベントや百貨店の催事に出店するようになりました」と加納さん。首都圏のデパートや千葉ロッテ、楽天スタジアムといったプロ球団のイベントに出店する機会が増え、『ゲンセンソザイ商店イスウ』という看板を掲げるようになった。出店回数が一番多かった昨年は、同店の麦風鶏の仕入れ量が1年で4.7ｔに達したという。
「特に誇らしかったのは、唐揚げの聖地と言われる大分県中津市の“からあげフェスティバル”で、招待枠4店の内の1店に呼ばれたこと。揚げたてはもちろん、冷めてもやわらかくておいしいと好評をいただきました」と嬉しそうだ。
こうして、ブランド鶏“上州麦風鶏”との出会いが躍進のきっかけとなったことから、店名に鶏料理を表す“Poulet（プーレ）”を加えている。
店舗営業を軸にテイクアウトやお弁当
催事などへの出店経験が新型コロナ禍では大いに役に立っているというのも同店の強みで、この4月後半からテイクアウトや弁当の販売を積極的に展開している。
店舗すぐそばの大通りに近い駐車場を1台分借りて、そこを販売スペースとして確保。お弁当を予約なしでもその場で購入することができる。「売上が完全に戻るとまではいきませんが、店舗だけの営業だったら苦しい状況でした」と、忙しい中で積み上げた経験の重みを実感している。
それでも商売は店舗営業が基本。自身のセンスを生かしグリーンやドライフラワーを配置した居心地のいいナチュラルな空間を演出している。約9割が20代〜60代の女性客。コース料理は2名からオーダーできるので、カップルや夫婦で2〜3杯お酒を飲みながら料理7品が味わえるのも魅力の一つ。また、『群馬県人気ランチ投票』で3年連続第1位を獲得するなどランチメニューも充実している。
創業以来の看板メニューである野菜の水分と自家製のコラーゲンのみで仕上げる塩ベースの元祖美肌コラーゲン鍋など、心と体を元気にする食の提供で根強い人気を誇っている。
ゲンセンソザイ商店イスウ Poulet iSuu（プーレ イスウ）
代表 加納 貴之さん
高崎市飯塚381-1
TEL.027-362-5339
営業時間
火〜土・祝前日: 11:30〜14:00 17:30〜23:00
（料理L.O. 22:00 ドリンクL.O. 22:30）
日・祝日: 17:30〜23:00
（料理L.O. 22:00 ドリンクL.O. 22:30)
定休日：月曜日
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