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榛名の桃、プラム、梨のシーズンが到来！　
くだもの街道へ出掛けよう！
／悴田梨園（かせだ なしえん・下里見町）

（2015年8月3日）

夏休みの思い出に、果物狩りも大人気

　高崎市榛名地区と言えば、くだもの街道が通るフルーツの郷。６月のブルーベリーに始まり７月のプラム、桃、８月～12月までの梨など、夏から初冬まで多彩な果物が店頭に並ぶ。くだもの狩りを楽しめる観光農園も多く、夏休みに入った今、ファミリーなどに人気となっている。

梨の初物がいよいよ店頭へ

　悴田梨園では、例年より一週間程早く梨が店頭に並んでいるという。同園の悴田美智子さんによると「初めに“新水”が収穫されます。甘味が強く、幸水と比べると酸味があり、果肉は緻密で食感がいいのが特徴です」という。続いて「“八雲（やぐも）”は昔の品種で珍しく、他県からわざわざ八雲目当てで訪れる人がいる程、最近人気の梨です」という。20世紀梨のような青梨の八雲は、「シャキっとした歯応えを楽しんでほしい」という。

30品種の梨を食べ尽くしてみたい！

　同園では、12月まで約30種もの梨が時期をずらしながら生産されるので、梨の味比べをして自分好みの梨を見つけるのも楽しい。また、市場にはなかなか出回らない、ここでしか手に入らないという品種も多い。９月中旬には地域ブランドの「はるな」も食べ頃を迎え梨の最盛期となる。６代目・悴田俊司さんによると「好天が続いて、出来も順調です。いよいよ梨のシーズンが到来するので是非、榛名にお越し下さい」と話している。

　また、悴田梨園には明治元年には150歳にもなる梨の古木がある。この地区に初めて苗木が植えられた当時のもので、今も現役で実を生らせている。同園のシンボルツリーともいえる梨樹に会いに、是非出掛けてみてはいかが？