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看板犬がお出迎え　NOIR CAFE ノアール カフェ
／（上中居町）

（2015年5月25日）

パリのカフェのような心地よさ

　ビルの一角にさりげなく店をかまえるNOIR CAFE。ドアを開けると、真っ黒のフレンチブルドッグ、ノアール君とナポちゃんが「いらっしゃいませ」と、とことこ歩いてきます。かわいい２匹の出迎えに、疲れた心もどこへやら…。ここは、パリ好きのオーナーRIEさんが2007年にオープンした「ノアールカフェ」。フランス語で「黒」を表すノアール。20席ほどあるゆったりとした店内には、エッフェル塔の小物や写真が飾られ、カウンター周りのグリーンのタイルはまるでパリのメトロのよう。
　「フランスは愛の国ですよね」とRIEさん。RIEさんの愛情たっぷりの手作り料理やスィーツがあればおしゃべりに花が咲き、読書したり、ワンコをかまったり。思い思いの時を過ごせる心地よい空気が流れています。

手作り感あふれるランチセット

　ランチセットは６種類のメイン（クロックムッシュ／ツナサンド／BLTサンド／チキンカレー／ライスグラタン／マカロニグラタン）から選び、前菜、スープ、デザート、飲み物が付いて1000円。自慢のサンドイッチには、伊勢崎の薪釜パン工房「ワンネス」のライ麦パンを使用。粉・水・天然酵母にこだわり、噛むほどに味わい深いパンは、サンドイッチにぴったり。その他、RIEさんの手作りスイーツやドリンク、カレーやハンバーグ、オムライスなどアラカルトメニューも充実しています。

小さな読書会「のあーる文庫」

　RIEさんの友人JUNKOさんが主催する「のあーる文庫」は小さな読書会。年に数回、テーマに沿った本の紹介をしたり聞いたり、カフェの食事を楽しみながらの交流会を開催しています。次回は８月の予定。「本」を１つのコミュニケーションツールとして、自分のことを表現したり、他の方のことを知ったり、本以外のことで盛り上がったりする“ゆるく楽しくつながる”がコンセプト。いろいろな人が行き交うノアールカフェ。心地よいカフェをまたひとつ発見して「秘密にしておきたい。だけど、誰かにそっと教えたい」―そんな気分をリセットさせてくれる、ありそうでなかったカフェなのです。