超!こだわりの有機梅干し
~あなた好みを見つけてみませんか?
/ゆあさ農園(上里見町)

(2015年3月31日)

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沖縄からフランス・ゲランドの塩まで15種類

国内外の塩15種類で漬け込む梅干し

 ゆあさ農園の梅干しは“超こだわりの有機梅干し”全15種類。有機生梅を、希少な塩で漬け込み「ここにしかない梅干し」を作っている。国内外選りすぐりの塩は、伊豆大島・海の精、石垣の塩、沖縄の青い海、佐賀の一の塩、沖縄・ちゃたんの塩、秋田・男鹿の塩、フランス・ゲランドの塩、キリバス・クリスマス島の塩、ボリビア・ウユニの塩、福建省の塩田、国産の天日結晶塩・海の晶。また、同園の梅酢から採取した梅塩で漬け込む「二段仕込み」に、平成9年漬け込みのヴィンテージ物の梅干しまで、「誰も作れない、やっていない梅干し」が並ぶ。「手塩にかけた子供のような梅干しだから、つながりのある方に食べてほしい」と就農以来ずっと電話注文と直接販売にこだわっている。

就農とエコロジー生活の実現

 代々続く農家の長男である湯浅直樹さんは、元はエンジニア。大手電機メーカーで働きながら青年団のボランティア活動に参加。合成洗剤の追放運動や食品添加物、更に環境問題に興味は広がり、家業である農業に目覚めた。父の反対もあり夢の実現までに15年。就農すると、それまでの経験をフルに生かし自分の思いを次々に形にした。自宅や作業場など屋根という屋根に太陽光パネルを取り付け、農業に使う電気は自分で賄っている。剪定した大量の梅の枝を燃料にする「バイオモスボイラー(梅を燃すボイラー)」を設置、給湯と暖房に使用している。地下80mからの地下水を掘削、生活用水に使用する等、徹底したエコロジー生活を追求している。

農業もエコロジーも「面白い!」

 「食もエネルギーも大切。エコな暮らしも共感してもらえる人に、この梅干しを味わってほしい」という湯浅さんに妥協の二文字はない。有機農業研究会にも所属し、セミナーや研修での勉強も重ねている。梅畑に生えるマメ科の植物は、枯れて肥料になる仕組み。「草刈りをすればいいというものではないんですよ」。
 ゆあさ農園には、学生の農業体験や国内外からの視察、エネルギーの講演依頼も舞い込むこの頃。「自分の子供達には農業はやるなと言うんです。こんな面白い事、譲るわけにいかないですよ」と笑う湯浅さんは、雄大な自然を見方につけ、誰も真似できないような“農業エコロジー生活”を生き生きと実践している。

店名・名称 ゆあさ農園
住所 〒370-3345 高崎市上里見町2132
電話 電話・FAX 027-374-2792
営業時間
HP
備考 15種類の個性豊かな梅干しはそれぞれ味わいが違う。しっかりとした有機栽培の生梅だからこその果肉と塩の味の奥深さをぜひ堪能してほしい。梅干しおにぎりが高級おにぎりに感じられそうだ。